『山川歴史PRESS』第13号に、拙稿「両統迭立・文保の和談」が掲載されました。

『山川歴史PRESS』第13号に、拙稿「両統迭立・文保の和談」が掲載されました。

ywl.jp


『山川歴史PRESS』は、以前刊行されていた『歴史と地理』が2021年にリニューアルされたものですね。
教職課程に関わるものとして、オファーをいただいたのはとても嬉しかったです。

 

内容は、「両統迭立・文保の和談の実態について、具体的に解説してください。」というお題に、忠実にお答えしております。
いただいたスペースを目いっぱい使って書きました。毎度のことながら、字がみっしり詰まっております。
媒体の性質上、新しいことは書かず、現在の研究状況をできるだけ中立的に説明しました。
鎌倉後期の天皇だけでなく、皇太子についてもセットで表にした辺りが、自分としては工夫を凝らしたところです。
あと、お題からいえば、承久の乱から両統迭立までの皇位継承の状況や、後醍醐天皇挙兵についてのくだりは、なくてもいいところかもしれませんが、まあ私なりの読者サービスだと思ってください(笑)。
リンク先で全文公開されていますので、ご覧いただければ幸いです。

 

なお、スペースの都合もあり、参考文献が掲げられておりません。
ベースになっているのは拙著『皇位継承の中世史』ですので、よろしければそちらをご覧ください。

www.yoshikawa-k.co.jp