「GUNDAM 来たるべき未来のために」@京都国際マンガミュージアム

今日は昨年11月に開館した京都国際マンガミュージアムに行ってきました。

現在は特別展として「GUNDAM 来たるべき未来のために」をやっています。
全国あちこちを回ってきた展示のようですね。
去年上野でやっていた時にはパスしてしまったのですが、今回やっと見られました。
すでに見てきた人から、「ガンダムの展示というよりは、ガンダムを素材にした現代アートの展示」
と聞いていたんですが、確かにその通りでしたね。
現代アートの展示としても面白かったし、
原作のファンとしては原寸大のコアファイターだの超巨大セイラさんの石膏像だの
ニュータイプ同士が感応しあったときの’ピキピキーン’という効果音を視覚化したオブジェだのと
いろいろ楽しめました。
設定マニアとしては「フラナガン機関内のNTテクノロジーラボ」が秀逸。
ちゃんとニュータイプの測定装置とかがあります。
でも、一番オカシかったのは、古谷徹出演・池田秀一友情出演の音声ガイド。
効果音とかもオープニングやCM明けのものなどを使っていて、
ファンにはバカ受け間違いなしの出来となっております。
追加料金500円が必要ですが、これは絶対に借りた方が楽しめますのでぜひぜひ。

しかしいつも思うんですが、当時名古屋テレビはこんな趣味的な企画によくOKを出したもんだ…。
結構長いこと、私の名古屋のイメージは「ガンダム」と「お笑いマンガ道場」だったんですよね(笑)。

さて今回の目的は、特別展もさることながら、常設で展示されているマンガだったのですが。
いやー、さすがにスゴイ数の蔵書です。メジャーどころはほとんど全部そろってんじゃないですかね。
今日は『火の鳥 望郷編』と『立花菊の甘えた関係』が読めて非常に幸せでした。
火の鳥 望郷編』は版が違うとかなり内容に異同があるという話を聞いていたんですが
(一般には角川版で知られてるはず)確かにかなり違いましたね。
『立花菊の甘えた関係』は、もう5・6年前に5巻まで読んでからずっと読めてなくて、
今回ようやく最後(8巻)まで読みきれました。感無量です。
そうか、そういう終わり方になったのか。トキワと菊ちゃんは結婚してうまく行くんかなあ…。

で、この博物館は旧龍池小学校の校舎を使っていて、建物自体もなかなか雰囲気があっていいのですが、
素晴らしいのは人工芝がはってある庭。
マンガを持ち出して、寝そべってマンガが読めます。
なんだか子供の頃の夢がかなうようじゃありませんか!
実際にやってみると、とっても楽しい一方で、
なんだか人間が堕落してるんじゃないだろうかという罪悪感がいささか(笑)。
うーん、「忙しい日が続いて、ぽっかりと休みになった日」とかに行くと
果てしなくマンガ読んじゃいそう。おまけに開館時間が夜の8時までと来たもんだ!
(いや、さすがに今日は6時ごろで退散しましたけどね)
んー、また行きたいです。
京都観光に来た人におススメするようなスポットじゃないですけど、
京都を居住空間にしている人にはおススメですね。