Champions on Ice。

Champions on Ice 2007 静岡公演@静岡エコパアリーナ 2007年9月9日

というわけで、今年も行ってきましたCOI。
結局出演者は以下の通りに。

(男子)
ランビエル、ペトレンコ、本田武史南里康晴
(女子シングル)
バイウル、ボナリー、荒川静香太田由希奈
(ペア)
シェン&ツァオ、カザコワ&ベルナディス、レナ&ボルドウィン、
(アイスダンス)
アニシナ&ペーゼラ、ラング&チェルニシェフ
(アクロバット)
ベセディン&ポーリシュク、サンチェス

ずいぶん増えたなーという感じです。
豪華な面子でウレシス♪
なんたって個人的目玉はバイウルっすよ。
一応説明しておくと、1994年リレハンメル五輪でウクライナ初の金メダリストとなった選手。
というか、世間的にはこのときの女子フィギュアは「ケリガン殴打事件」で揺れに揺れた訳ですが、
ケリガンをフリーで蹴落とし、ケリガンに苦虫を噛み潰したような顔をさせた選手(苦笑)。
リレハンメルなんてもうずいぶん昔に感じますが、バイウルは当時わずか16歳で、今でもまだ20代。
(学年的には僕の一歳下。てゆーか、バイウルって同じウクライナのリアシェンコより年下だったんだ…。)
で、金メダルを手土産にプロ転向したんですが、「若くして成功を収めた偉大な選手が身を持ち崩す」
という生きた見本のようになってしまって、まあいろいろと紆余曲折があって今に至る、と。

そんなわけで、おそらくは最初で最後の来日になるであろうと思われるバイウルの演技は…
演目は正統派中の正統派、現役時代の代名詞『白鳥の湖』。
本人も昔を知る観客もかなりドキドキしていたと思いますが、
その緊張感がいい方向に働いた、ピーンと張り詰めた演技でした。
すごく良かったと思いますよ。正直ビックリ。これが生で見られてほんと良かったです。
出だしの腕の動きとか、流石でした。

以下、思いつくまま感想。

○ランビ
プログラムはロミジュリと今季のSP。
SPの方はどうも巷で評判があまりよくないようですが、個人的にはかなり面白かった。
スピンはもう言うことなしなので、こういうダンスに振れているプロは見せ場が多くなっていいです。
ただし、競技として採点のことを考えた場合、ステップのレベル判定がどうなるかは気になります。

○ペトレンコ
人数も多くなったので今回は「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」1プロのみ。
やっぱこういう曲は「酸いも甘いも噛み分けた」感じじゃないと面白くないよね~と再認識。
正直、去年の織田君ではまだまだ…。
もっとも、ペトがやると小粋ではあるんですが、酔っ払いにしか見えないのも確か(笑)。

○本田くん
2プロやって、前半はゴッドファーザーだったんですが…。
すいません、あの音楽であの衣装で登場した瞬間吹き出してしまいました。
てゆーかさあ、あの胸元フリフリシャツは何とかならんのか~。
ただでさえグラマーな胴体がさらに膨張して見えるよう。
演技自体は面白かったんですけど。
あと、曲がスカパラバージョンでファンとしてはうれしかったです。ミヤケンはチョイスが渋いな。

○南里くん
今季のSPだったんですが、なんかデー化が進んでないか?
衣装は真っ黒、ややうっとおしい感じの後ろ髪、そして顔撫で
オープニングが終わった後の最初の演技だったんですが、まあなかなか大変だよね。

○ボナリー
バックフリップは相変わらずグレイト!
個人的に気になったのがオープニングの紹介。
「失われた大陸からやってきた王女」っていったい何のギミック?

○荒川さん
別に目当てで行くわけじゃないんだけど、演技を見るといつも「きれいだなー」と感嘆させられる、
自分にとって荒川さんはそんなスケーターのようです。
安定感は抜群なので安心して見ていられるし、1公演2プロくらいならまあ飽きない(笑)。
とはいえ、動きとかポジションとかはやっぱものすごく綺麗ですね。

○太田さん
女子フィギュア界で「ケガさえなければ」と言われる選手ナンバーワン?
ま、私もその意見に一票ですけど。今回の蝶々夫人もとっても良かったです。
環境も変わっていろいろ大変ですが、バンクーバー目指してあせらずゆっくり頑張って!

疲れたので続きはまた後ほど。
あ、これが1000件目の記事になるんですねー。