ちょっと勘弁してほしい。

朝食を食べながら朝刊を読んでて愕然としたんですが…。
訃報:真部一男さん 55歳 死去=将棋棋士八段
◇A級八段で活躍
 真部一男さん 55歳(まなべ・かずお<本名・池田一男=いけだ・かずお>将棋棋士八段)24日、転移性肝腫瘍(しゅよう)のため死去。葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く。喪主は妹の土佐絹代(とさ・きぬよ)さん。
 東京都出身。加藤治郎名誉九段門下で73年に四段になり、「棋界のプリンス」と呼ばれて注目された。82年早指し選手権戦で優勝。88年八段。名人挑戦権を争うA級順位戦には2期在籍した。
 文筆家としても知られ、「将棋世界」誌に「将棋論考」を連載中だった。囲碁バックギャモンなどゲーム好きでも知られた。11月1日付で病気療養のため対局を休場中だった。
毎日新聞 2007年11月26日 東京朝刊
世間的な知名度に関して言えば「知る人ぞ知る」という感じですが、
(ただし、30年程前には「プリンス」「白皙の美剣士」として絶大な人気を誇ったらしいです)
自分が将棋を覚えた頃に初めて買ってもらったのが『真部一男の将棋の指し方』という本で、
何度も何度も読み返したものでした(あの頃は本もなかなか買ってもらえなかったし)。
それ以来、個人的にはずっと特別な棋士でした。
つい先週、日本将棋連盟から「今月から休場」の告知が出たばっかりだったのに…。
最後の将棋はたった33手で投了というぽっきり折れたような将棋で、
ファンは心配していたのですが、まさかこんな急に。
ただただご冥福をお祈りするばかりです。

先週のことといい、正直ちょっと勘弁してほしい…。