『のだめカンタービレ新春スペシャルinヨーロッパ 第一夜』。

昨日仕事から帰ってテレビをつけたら、ちょうどプラティニ国際指揮者コンクールのとこでした。
あの「間違い探し」は面白そう~。聴いててもまったくわかんないけど(笑)。
ただ、1か所トランペットのところは明らかに違っていたので、
きっとちゃんと間違いバージョンを録音したんでしょうね。
(CDの方の間違い探しは原作通りドボルザークの8番で作っているらしいので、
 ちゃんと9番の方で録音したのだと思う。
 原作どおり8番だと、一般的な知名度がないから差し替えたのかな?8番もいい曲ですよ。)
わかる人が聴いたらわかるもんなんでしょうか。

連ドラの時もそうでしたけど、実写版のほうが原作よりずっと千秋の成長物語に見えますね。
そういう抜粋の仕方をしているから、よけい際立つんでしょうが。
今回のだめなんてほとんど何にもしてないし(笑)。
まあその分第二夜がのだめメインになるのかな?
なんとなく千秋に肩入れして見がちなので、今日は録画して適当にパラ見しようかと。

成長物語というか、「人間性の回復」でしょうか。
なんていうか、のだめ=ハイジ、千秋=アルムおんじ、みたいな…(笑)。
結局のところ、芸術(というか、人間の営み)は人間性というものと不可分で、
千秋が人間的に成長することで、音楽面での技術だけではなくて、
表現しようとする世界そのものが深まっていくんですよね。
それと、特に指揮者は人間集団を束ねていくのが仕事なわけで、
そういう部分で、単なる演奏者の成長にとどまらないドラマ性が出るのかなあ、と。
この作品が今までの音楽マンガを越えたところに到達しえた要因の一つは、
そうやって指揮者とオーケストラというものをメインに据えたことにあるんでしょう。
で、ドラマの成功は、その部分を逃げずに描いたことにあるんじゃないかと思います。
個人的には、オーケストラの演奏シーンが見てて一番面白いし、引き込まれます。

それにしても、プラティニ国際指揮者コンクールの舞台をプラハにしたので、
ウィルトールオケとの共演のエピソードはどーすんですかね。さっくり飛ばされちゃう?

個人的ツボとしては、今回初セリフのヴィエラ先生の声が
真田志郎(@宇宙戦艦ヤマト)の中の人だったなー、と。
そのうち「こんなこともあろうかと」とか言うんでしょうか。
審査員の中の一番偉い感じの人も、絶対聴き覚えがある人なんだけど…誰だろう?
あと、個人的にものすごーく気になったのが、3次選考でヘマをやってしょげてる千秋を励ます
現地の人の声を当てているのが、ヴィック(@DS9のホログラム)の声の人だったこと。
DS9でもずいぶんいろんな人を励ましてたけど、そういう役どころにぴったりはまる声なんだなあと。

このドラマを見ると、使ってる曲を生オケで聴きたくなるんだよなあ~。
やっぱ今回は、チャイコのバイオリン協奏曲1番と、ドボルザークの9番ですね。
久々にオケの演奏会にも行きたいなあ。