ガンガーサンガ(インド古典音楽&舞踊)。

会場がウイングス京都(蛸薬師東洞院)だったのに、
なんだか間違えてアルティ(一条烏丸)に行ってしまいました…。
というわけで、開演20分後くらいに到着。
 
ガンガーサンガさんはインドの古典芸術の公演をされているユニットで、
「ガンガー」=ヒンドゥー教の「ガンジス河の女神」、
「サンガ」=サンスクリット語で「同じ志を持ったものたちの集い。会。団体。」だそうです。
詳しくは公式HPをどうぞ。
具体的には、カタックダンスとシタール&タブラの演奏ですね。
以前からカタックダンスの舞台が見てみたかったのです。
カタックというのは北インドの伝統舞踊で、足に鈴を付けて踊ります。
動きとしては、手の振り付けと、独特の回転運動が特徴。
バレエだとつま先で回りますけど、カタックはかかとで回るんですよねー。
近年、アクラム・カーンというカタックの舞踊家が他ジャンルの舞踊と共演して注目されていて、
一度生で見てみたかったんですよねー。
(↓アクラム・カーンとシルヴィ・ギエムの「聖なる怪物たち」)
 
生で見て、やはり回転運動は非常に面白かったです。
かかとで回り続けられるというのはやっぱり不思議。
ただ、今回の「スーフィーカタック」というのは純然たるカタックではないらしく、
(正直、途中の語りは個人的になじめませんでした)
確かに、事前にイメージしてたものと多少違うなあ、という気も。
(↓こういうものをイメージしていた)
本物のカタックはやはり現地で見なきゃということでしょうか。
なんとなく、インドって深みにはまると抜けられなくなる印象があるんですけど…(笑)。
 
前半も伴奏楽器はシタールとタブラなのですが、
シタールもこれまた前々から生で聞いてみたかった楽器だったので、念願がかないました。
「みょ~ん」という感じの不思議な音色ですよね。
周りで寝てるお客さんが結構いましたが、気持ちはわかります。
聞いてて気持ちいいんですよね。陶酔系というか。
メロディを即興でアレンジして、ちょっとずつ変化させながら演奏していくところは、
ジャズに通じるところがあるのかも。
 
帰りにアバンティの本屋に寄って、『へうげもの』の14巻を買ったら、
織田有楽斎古田織部シタールを弾いててびっくりしました。シンクロニシティ