TEAM54プロデュース Vol.9「のらん」

TEAM54プロデュース Vol.9「のらん」
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脚本:オカモト國ヒコ 演出:川浪ナミヲ
出演:内場勝則 前田耕陽 副島新五
一谷伸 うえだひろし(リリパットアーミーⅡ) 加納明 桐山篤 國藤剛志(projectcompany美生)近藤ヒデシ(COMPLETE爆弾) 沢竜 炭谷征之 高関優(吉本新喜劇) 田中覚(チーム☆レトリバーズ)土性正照(劇団赤鬼) 長橋遼也(リリパットアーミーⅡ) 泥谷将(Micro To Macro) ヒロト(吉本新喜劇) 森崎正弘(MousePiece-ree) 吉岡みきお
岩永海星 太田皆人 小中友則 小谷地希 佐々木潤一 佐々木徹 髙岡大地 谷口輝 谷崎大暉 寺中空良 永田裕哉 肥田日向 平岡稔康 前田将大 前原一友 松下大 松谷圭悟 丸山雄大 宮川隼人 守山龍之介 吉田卓己
実はいとこが役者さんでして、今日はその舞台を見てきました。
確か2年前の正月だったと思うのですが、いとこが大学を卒業する年度だったので、
「進路はどうするの?」と聞いたら、「役者になるために養成学校に入ります」と言われてビックリ。
横で聞いていた祖父は、一言も発さずに黙り込んでしまいました(笑)。そりゃそうだ。

で、その年に出演した初舞台が、この「のらん」という作品。
ちゃんとオーディションに通ったんだから大したもんだと思いますが、
今回その再演でもオーディションに通って出演することになったので、また見に行ったという次第。
前回は台詞はたった一言でダンス要員という感じでしたが、今回は結構台詞の多い役でした。
配役表でも3段目から2段目に昇格。すごいすごい!
これからも応援しております。頑張れ~。

と書くと、なんだかいとこ目当てだけで見に行ったように思われるかもしれませんが、さにあらず。
この作品、すごく良いんですよ。
大塩平八郎の乱(だから「のらん」)という重い素材を、救民の志と挫折というテーマは損なわず、
コミカルなタッチで、エンターテイメント性も兼ね備えた作品に仕上げています。
歌あり踊りあり、それに対する自己ツッコミもあり。
メインキャラは大塩平八郎内場勝則)・格之助(平八郎の養子、前田耕陽)・美吉屋(平八郎の門弟、副島新五)
なのですが、乱には直接参加しなかった美吉屋が聞き手のような形でストーリーが進行し、
門弟たちの姿が群像劇のように描かれる。

個人的にいちばんうまいなーと感じたのは、劇中でずっと黙っていたイケメン(チュートリアルの徳井似)が、
ラストの直前で、門弟たちの最期を語るところ。
「この人どういう役回りなんだろう」と思ってみていたら(ちなみに役名は「謎の少年」)、
いきなり超絶長台詞を始めるわけです。
正しいイケメンの使い方です(笑)。役者さんてほんとすごいですよねー。

初演の時に、これの映像欲しいなあと思っていたのですが、
今回は物販でDVDの予約を受け付けていたので、思わず申し込んでしまいました。
今から楽しみです。