指定型★バトン。

ぴぱさんからいただきました、「指定型★バトン」。

■■■ [指定型★バトン]のルール ■■■
◆廻してくれた人から貰った『指定』を『』の中に入れて答える事。
◆また、廻す時、その人に指定する事。

で、今回ぴぱさんからいただいたお題は『バレエ』

えーっと~、以前ミチルさんから「○○とわたしバトン」をいただいた時にも書きましたが、
すいません、正直、あんまりバレエについて語れるだけのものを持ち合わせていないのです(苦笑)。
ってゆうか、ぴぱさん、僕のは「評論」じゃなくて「感想」なんですよ、あれ。
(多分、「評論」=普遍的・客観的・論理的、に対して、「感想」=個人的・主観的・感覚的
 別の言い方をすれば、「評論」は物語・振付・踊り手などの意図や、それが受け手に働きかける
 メカニズムなどを説明するものであり、「感想」は受け手が自分の心の動きを説明するもの)
ついでに言うと、私の中でバレエ>フィギュアスケートであるように見えるのはきっと、
バレエがオールシーズンなのに対して、フィギュアスケートが冬限定だからです(笑)。

とはいえ、いただいたからには全力で真摯な解答をば。

◆最近思う『バレエ』
多分設問の意図とはズレてますけど、
「生の舞台に勝るものなし」
「同じ演目を何度も見ないとわからない」
…かくして出費はかさむ(笑)。

◆この『バレエ』には感動!
過去においてはギエムの「ボレロ」。
最近だと、「ブレルとバルバラ」(「愛、それはダンス」で見た抜粋ですが)。

で、「ブレルとバルバラ」の話は、いずれ別口で書こうと思っていますが(ホントかな)、
ちょっと脱線して、感動というものについて、最近あらためて思っていることを。

まず、「はじめて見て、なんかわからんけど、めっちゃ感動した」ということがあるように、
人の心を揺さぶる存在は、どこか理屈を超越しえる要素を備えているわけです。
もしくは、シンプルで確固としていて、感覚にダイレクトに訴えかけてくる何かがある。
だから、私が自分が書いているものを「感想」と呼ぶのは、
別にネガティブな理由だけではなくて、それにもやっぱり意味はあると思うが故です。
そして、評論的属性がどっちかというと少ない私が、それでもバレエを見に行く理由は、
まずは感受性(というか、なんでも楽しもうとする傾向)が備わっていれば
きっとバレエは楽しめるものだ、とこれまでの経験で思っているからです。
評論的属性があれば、きっともっともっと楽しめると思うし、
なぜ自分が感動したのかを分析することで、感動を深めることだってできると思うので、
(それはきっと、恋愛感情は理屈ではないけれど、
 相手のことをどうして自分が愛おしく思うのかを分析することで、
 恋愛感情をより深く強くしていくことが出来るのと同じ理屈)
そういう部分もどんどん磨いていきたいなあ、と思っています。

で、もう一つ。
「ブレルとバルバラ」を見て、どうしてこんなに心を動かされたんだろう?と考えて、
思ったことの一つは、「きっと3年前に見ても、こんなに感動しなかったろうな」ということ。
なので、「ブレルとバルバラ」に対する感動はある部分でとっても個人的な事情によるもので、
これにとても心を動かされるというのが、他の人にとってもそうなのかどうかはよくわかりません。
当たり前すぎる話ですが、何かに感動するかどうかということは、
ある部分では自分に内在するものに、とっても左右されるんでしょうね。
そして、自分は何かを見る時に、そうやって相当自己投影しながら見てたんだなあ、と再認識しました。
感情移入って、結局そういうことなんでしょうけど。
これって多分、ちょっと引いて見るというか、分析的に見る立場とは、かなり異なるスタンスですよね。

(あー、やっぱわかりにくいなあ。
 「ブレルとバルバラ」は、ジャック・ブレルとバルバラシャンソンをバックに踊る演目で、
 なんというか、まんまフランス映画のような雰囲気のバレエです。
 一人でいる孤独、すれ違う愛情の哀愁、それでもやっぱり愛って素晴らしい、みたいな。
 若者ではなくて、大人の、屈折とか屈託を内包した感情の動き。
 多分以前の自分だったら、見てもピンとこなかったか、普通にいいと思ったんじゃないかと思うんですが、
 今の自分は、そういったものに感応する何かが内在していて、とても心揺さぶられる、ということです。
 いや、まあきっとそろそろそういうお年頃なんですよ 苦笑)

◆直感的『バレエ』
…なんですか、それ?(笑)
あるいはひょっとすると、『バレエ』というものはすべからく直感的なものなのかもという気もしますが。
(だって見てる方は必ずしも言語変換せずに受容しているわけなので)

◆好きな『バレエ』
うーん、一応やっぱりコンテンポラリーってことになるんですかねえ。
ぜーんぜんわかんない(もちろん、自分の理解力のせいで)ことも多いんですけど~。
こういうのも「下手の横好き」って言うのかなあ?

◆この世に『バレエ』がなかったら・・・
きっと懐具合はもうちょっとマシになる(笑)。
でも、きっととってもつまらない生活になる。
そして、自分の心を満たしてくれるものを求めさまようことになるでしょう。

◆次に回す人、5人(『指定』付きで)
例によってこれはパスです。


うーん、やっぱこれは僕が語るテーマじゃない気がするな~。
この記事だけ読んだ人には、相当私の日本語能力を疑われそうな気がするし。
設問の問うている内容と、回答の内容が全然乖離してますもんね。
それは設問をダシに、自分が書きたいと思っていたことを書きたいように書いたから、ですが。


ところで、これやっててふと思い出したんですけど、
悶えるバトンの「ごめんなさい」バージョンはお蔵入りですか、せんはくさん??