ビリー・ジョエル・ライブ@東京ドーム(その2)

(セットリスト・前半の感想はコチラをご参照下さい)

さて後半。
「愛はイクストリーム」で一気に再点火です。
この曲来るまで、「まーさか『ブリッジ』以降のアルバムから一曲もやらないなんてことはないよね…」
とちょっと不安だったのですが、ほっと一安心。
まあ考えてみたら、この曲と「ハートにファイア」と「リバー・オブ・ドリームズ」を
やらない訳がないのですが。
でもねー、時間に収まりきらないとはいえ、後期のアルバムの曲ももっと聴きたかったな~という気も。
ないものねだりなのは100も承知なのですが。
だーって「ディス・イズ・ザ・タイム」とか「マター・オブ・トラスト」とか
レニングラード」とか「オール・アバウト・ソウル」とか…も聴きたいじゃないですか!
初期の曲にしたところで、「夏、ハイランドフォールズにて」とか
聴きたい曲はそれこそ山のようにあるのですが…アメリカのファンはいいよなあ。
そういえば、今回「グッドナイト・サイゴン」がラインナップから外れてたのは、意外かつ残念でした。

でもって、「リバー・オブ・ドリームズ」。
この曲のさびのところ(In the middle of night~)をワンフレーズ歌わせてくれるのも
「お約束」なのですが、予想通り誰も歌わず。
ビリーもちょっと「あれ?」という表情でしたが、
いくらなんでも非欧州言語圏でそれは無理でしょう(苦笑)。

で、ここで再びビリーがピアノを離れ、今度はギターを持ちます。
「ビリーがギターを持ったら他のアーチストの曲か「ハートにファイア」」なので、
何が来るのかな~と思ってみていたら、なんとゲストが登場!
私の知らない人で、ビリーから紹介もあったんですが、私の英語力では聞き取れませんでした(苦笑)。
どうやらゲストはローディのヴォーカルのJASONという人で、
曲はAC/DC『Highway to Hell』だったそうです。
「ゲストのヴォーカルで、ビリーはひたすらギター」という世にも珍しい絵が見られました。
ちなみに、12年前の来日公演ではビートルズの「ア・ハード・デイズ・ナイト」をやってくれました。

そして次は予想通り「ハートにファイア」。
ノリノリでうれしい反面、そろそろ締めモードに突入してるんだよな~と思うと寂しさが…。
「ビッグ・ショット」・「ロックンロールが最高さ」・「ガラスのニューヨーク」と
ビリーのライブでは外せない定番の曲が続きます。
もちろんお馴染みのマイクパフォーマンスも!

ここでいったんビリーが退場して、アンコール1曲目は「イタリアンレストランにて」。
いやー、やっぱいい曲です。マークも再びサックスソロを熱演。

そして最後は、やっぱりこの曲「ピアノ・マン」。
アンコールで呼び戻されたビリー、「わしゃもう疲れたよ。まだ歌わす気かいな」というフリ。
いや、半分本気かもしれませんけど(笑)。でも、このネタ振りもお約束♪
ちなみにビリー、途中ではすっかり丸刈りにしたあたまをツルツルっと撫でるパフォーマンスも。
すっかりおやじキャラです(笑)。まあそうだよな~、うちの父親と同い年だもんなあ。
なんか丸刈りにしたら、井筒和幸監督にクリソツなんですけど…(笑)。

で、ハーモニカをセットし、おもむろに弾き始めたイントロは「さ・く・ら~、さ・く・ら~」。
仕込が細かいな~!
で、もちろんさびは歌わせてくれます!
周りはあんまし歌ってなかった感じでしたが、それだけになおさら思いっきり歌ってきました。
嬉しかったな~♪♪

席はアリーナのほんとに最後列だったのですが、それはそれで良かったです。
後ろを気にせずにすむし、人込みの中でいるよりは見やすかったですしね。
7年前のエルトン・ジョンとの「FACE to FACE」の時は、
客席のノリがシケシケだったんで、今回大丈夫かな~とかなり心配してたんですが、
どうしてどうして、かなりの盛り上がりで楽しかったです!

あと、ビリーのバックバンドはメンバーがきっちり固定されていて、
ある種の「ファミリー」の趣があるのですが、
今回もサックスのマーク・リベラ、ギターのトミー・バーンズ、
キーボードのデビッド・ローゼンタール、パーカッションのクリスタル・タリフェロは変わらず。
みなさんお久しぶり~、という感じでした。
ベースがTボーン・ウォークからアンディ・シチョンに変わり、
ペットにカール・フィッシャーが新たに加わってましたが、
個人的に残念だったのが、ドラムのリバティ・デヴィトーがチャック・ブルギに変わってたこと。
前のドラムさん好きだったんだけどな~。

と、つれづれに書きましたが、ほんといいライブでした~。幸せ♪
これが大阪でもう一回楽しめると思うと嬉しくて嬉しくて(笑)。