英文タイトルと要旨。

さて、昨日論文の校正を出したら、編集の先生から連絡がありまして。
和文の要旨の英訳程度でいいので、英文の要旨と、あと英文のタイトルを下さい」とのこと。
あ゛~、了解しましたけど…。この雑誌ってそんなの付いてましたっけ?(←ちゃんと読め)
まあ考えてみたら、西洋史の論文も載る雑誌だから当然か。

でもねー、この作業ってすごい苦手なんですよ、私。
以前別の雑誌でも英文要旨を書かなくちゃいけなかったのですが、
やっとこさ作って出したら、校正で原型を留めない形で帰ってきました(苦笑)。
しばし眺めてから、一切手を入れずにそのまま返送。
「いっそこの方が楽で良い」とか思ったり(笑)。

いやー、日本史にしかない固有の概念を英訳するってのがどだい無理なんですよね、きっと。
前回の要旨では、確か荘園はイタリックの字体で「shoen」にしたはず。
西洋史の「荘園」と日本史の「荘園」では意味内容が全然違ってしまうから。)
別の論文で「親政」はどう訳したんだったかな~。
今回は「公武関係」を訳さなくてはいけません。
それも、「一条能保と鎌倉初期公武関係」という形で。
これって「と」は単純に接続詞は「and」だとまずい気もするんですけど…。

まあ、最終的には「別に海外の人がこの論文を読むとはほとんど思えないし」ということで、
そこはそれ、ってことで自分の中で折り合いをつけることになるんでしょうけど。