カブキの感想続き。

いつの間にやら見てから一週間がたっております。
別に速報性を重視してないからいいんですが、本人の記憶の状況が心配(苦笑)。

キャストに関して言えば、高岸さんのファンなので「高岸由良之助最高!」ということで…(笑)。
もともとボーダーの低い人間なので、主役が格好良ければそれで満足がいってしまうという面はあります。
あとはまあ、どうも自分のこの作品に対する見方は、様式美追求というか、
「ひたすら耽美であってくれれば良い」と思って見ている節があるようなので。
ある意味ストーリーそっちのけ、みたいな。
(見る前からそう思っていたのではなく、友人の感想を読んでいて気付いたことですが)
たとえば、「城明け渡し」の仇討ちの盟約のシーンで、盟約の署名をするための巻物が
舞台の端から端までさーっと転がされていくのを「くーっ!」とか思って見てたり。
しかし考えてみたら、別にストーリーとは関係なくただただ見栄えがする場面な訳で。
(別にネガティブな意味で言ってるわけじゃないですよ)

で、高岸さんはもちろんソロも素晴らしかったわけですが、
なんというか、最初の現代の場面の出てきた瞬間からカッコよく、
登場した刀をつかむところがまたカッコイイ(実は刀を捧げ持つ黒子のポーズもカッコイイ 笑)。
実は個人的に一番好きなのは、一力茶屋の場面で、遊興にふけっている由良之助。
半分擬態、半分本気で遊び呆けてる場面だと思うのですが、
高岸さんはどーみても本気で遊んでる風情。それがまたカッコイイのだ(笑)。

でもって、もう一人激しくカッコよかったのが木村師直。
ひたすら悪カッコイイ。正直、判官よりよっぽどカッコイイ(笑)。
実のところ、師直は第三場までしか出てこず、
最後の討ち入りのところでは生首がご登場するだけなので、
なんだか師直の印象はカッコいいままで残ってしまうのでした。
討ち入りでバッサリ切られるシーンがあれば、また印象も違うと思うんですけどね。

そんなわけで、ここに斎藤さんの顔世がからむと、なんだか由良之助・師直・顔世にばかり目が行って、
正直、判官・直義は印象が薄いです(苦笑)。ごめんなさい。

うーん、なんだか書きにくいので、とりあえず書きかけで放置!(苦笑)

見られるもんなら翌日の別キャストも見たかったな…。