『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』。

月曜日は久々に映画を見てきました。
ブログで調べてみると、去年の夏の『ゲド戦記』以来見てなかったらしいですよ。
そうか、そんなになるか~。
今回の『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』だけは、絶対見たかったんですよね。
子供時代にめちゃめちゃ楽しみに見た映画ですから。
(以下、ネタバレありです…って、公開されてもう一ヶ月以上たつのに、
 ネタバレもへったくれもないですけど、まあ一応。)















感想を一言で言うなら、
「すごく面白かったし、楽しめた。ただ、3作目を越えられたとは思えない。」
という感じでしょうか。

相変わらずインディはイカしてました!
登場時点ですでにナイスな中年で、本来もはや「老年」なんですが、
それでもちゃんとアクションをこなしてしまうハリソン・フォード(御年66歳)はすごい!
そのインディにもう20歳くらいの息子がいるとか、その母親がマリオン(1作目のヒロイン)だったとか、
昔からのファンとしては、とても納得で(二人が別れた理由と、その後の想いについての
インディのセリフは、すごくスッと胸に落ちたし)、うれしい設定でした。
活劇シーンはすごくテンポが良くて楽しいし、あっという間の2時間でした。

不満点としては…
一つには、ストーリーの中心となる謎として据えられている素材の問題ですよね。
ロズウェル事件」の宇宙人の死体と、オーパーツとしてその筋?では有名な水晶ドクロを結びつけるという
イデア自体は、悪くないと思うんです。
ただ、1作目の「聖櫃」と3作目の「聖杯」とが、聖書を中心とした伝説を背景に持っていたのに対し、
宇宙人&オーパーツという取り合わせは、いまいちそれに適合しないんですよねー。

それともう一つ、設定を前作からちょうど実際の時間経過と同じ19年後に設定したことで、
舞台は1957年の東西冷戦下における南北アメリカ大陸となりました。
で、敵役はご存知KGB
クリスタルスカルKGBが追い求める理由は、スターリンがサイコ兵器として用いるため、です。
(って、書いてて気付いたけど、57年だとスターリンもう死んでるじゃん!
 勘違いかと思ったけど、パンフでスパルコ博士はちゃんと「スターリンのお気に入り」となってるなあ)
どうもねー、この辺がいまいちピンとこなくって。
やっぱこれも、旧作のナチスドイツの方が、オカルトとの取り合わせではすっきり来ます。

あと、本筋と離れたところですが、エリア51での核実験に関連するエピソードはいただけなかったなあ。
いくら鉛を使った冷蔵庫の中に入っても、あれは死ぬでしょう。
出てきた時点で相当被爆すると思うし。


とまあ、不満点はいくつかありましたが、でも面白かったです。
あと、インディパパとマーカスはもう死んでしまっているという設定だったんですが、
写真立ての中のショーン・コネリーのカッコいいことと言ったら!
あの存在感はなんなんでしょうね。不思議です。すごいよなー。

ナルニア国物語 カスピアン王子の角笛』もできれば見たかったんですが、
こちらは機会がないまま上映終了となってしまいそうです…。
まあ、そのうちDVDで見ようかなあ。