グランプリファイナル最終結果(書きかけ)。

まだ男子フリーしか見ていないので、書きかけの感想ですが。
とりあえずは最終結果を。
男子
1 Jeremy ABBOTT USA 237.72 2 1
2 Takahiko KOZUKA JPN 224.63 1 3
3 Johnny WEIR USA 215.50 4 2
4 Tomas VERNER CZE 206.65 5 4
5 Patrick CHAN CAN 205.16 6 5
WD Brian JOUBERT FRA 3

女子
1 Mao ASADA JPN 188.55 2 1
2 Yu-Na KIM KOR 186.35 1 2
3 Carolina KOSTNER ITA 168.01 4 4
4 Joannie ROCHETTE CAN 166.36 6 3
5 Yukari NAKANO JPN 161.93 3 6
6 Miki ANDO JPN 158.25 5 5

ペア
1 Qing PANG / Jian TONG CHN 191.49 3 1
2 Dan ZHANG / Hao ZHANG CHN 188.22 2 2
3 Aliona SAVCHENKO / Robin SZOLKOWY GER 185.09 1 3
4 Tatiana VOLOSOZHAR / Stanislav MOROZOV UKR 175.83 4 5
5 Yuko KAWAGUCHI / Alexander SMIRNOV RUS 167.45 6 4
6 Maria MUKHORTOVA / Maxim TRANKOV RUS 153.16 5 6

アイスダンス
1 Isabelle DELOBEL / Olivier SCHOENFELDER FRA 156.10 1 1
2 Oksana DOMNINA / Maxim SHABALIN RUS 152.95 2 2
3 Meryl DAVIS / Charlie WHITE USA 148.04 5 3
4 Federica FAIELLA / Massimo SCALI ITA 145.12 3 4
WD Tanith BELBIN / Benjamin AGOSTO USA 4	
WD Jana KHOKHLOVA / Sergei NOVITSKI RUS
GPシリーズからの連戦でみんなコンディションが良くないのか、
棄権が相次ぎ、ベストとは程遠い演技もしばしば見られ…という大会になりました。
毎年のことながら、コンディション調整が難しいスケジュールですね。
本番はなんと言っても国内選手権→世界選手権なので、
ヨーロッパ選手権四大陸選手権は、まあまあまあ…ということで)
それまでにコンディションを上げてきてもらいたいものです。

さてそれで、男子フリーの感想をちょこっと。
前から3Aが苦手な選手というのはいるものですが(ランビとかエマとか)、
今回も3Aが鬼門な展開になりました。
特に4回転がないPちゃんにとっては、3Aが跳べない展開は辛いですね。
4回転がなくても質が高い3Aがあれば勝てることは去年の世界選手権のバトルが証明済みですが、
さすがに4回転も3Aもなくては、上位に来るのは難しいです。

とはいえ、Pちゃんにせよベルネルにせよ、さすがだなーと思ったのは、
ジャンプが不調でもちゃんと見られる演技をやってのけるところでしょうか。
ここらへんが上位と下位との差ですよね。
Pちゃんのラフマニノフもベルネルのタンゴもいいプログラムだったので、
世界選手権では完成版がぜひ見たいです。

ウィアーは、フリーの順位こそ2位ですが、NHK杯と比べても調子が悪そうな印象。
そこそこGOEも出てるし、スピンのオールレベル4もさすがなのですが、
ジャンプはやはり物足らないし(コンビジャンプも一回足りない)、
なにより勢いが感じられなかった気がします。
国内選手権までに調子を取り戻せるでしょうか?
ライサの復調具合ともあわせて、全米選手権は注目です。

アボットの初優勝は驚きでしたが、演技の出来を見て納得。
プログラムもすごく面白くて、スピンやステップも持ち味がとてもよく出ていたと思います。
全米選手権&世界選手権の出場争いは、今年は大混戦になりそうですね。
ただ、個人的に一つだけ難があるとすれば、
最後が2A+2Tのコンビジャンプというのはあまりいただけないなあ…。
別に4回転がないのはちっとも気にならないんですけどね。

小塚くんは優勝を逃したのは仕方ないですが、実のところ、アボットが演技を終えた時点で
シーズンベストを更新するくらいでないと勝てないような展開だったので…。
その意味では4回転を跳ばなくてはどうにも勝てない試合だったとも言えますが、
それはまあ結果論で(だって「アボットが160点近い点数をたたき出す」なんて事前に予想しないでしょう?)、
4回転を挑戦せずに行く選択肢もやはりあったはず。
それを4回転を入れてきたのは、目先の勝ちではなくて今後を見据えた選択だったんだろうなー、と。
むしろ残念だったのは、後半の3Loの転倒ですよね。
あれがなくても負けていたと思いますが、印象としてはまた違っていたでしょうから。
スピンのオールレベル4はさすがですが、ステップが両方レベル2になっちゃったのもちょっと残念。

まあ、こう書いてきて、いつの間にかGPF2位でも満足できなくなっちゃったんだなーと思いますが。
いくらなんでも期待値上がりすぎでしょう(笑)。でも、満足してあげないもんねー。
全日本でもいい演技を見せてもらいたいです。

それにしても、特に男子は全体に点数の出方が上がってるよなー、とつくづく。
いまやトータル200点台じゃ誰も驚きませんからねえ。
それだけみんな現行の採点方式に慣れてきたってことなんでしょう。