今年の決算。

事繁き2008年が暮れていきます。

個人的に今年の収支決算をつけてみると、まあ「とんとん」かなーと。
それなりにあれこれ頑張ってみましたが、まだ単年度黒字とまではいかない感じでしょうか。
とはいえ、同じ「とんとん」でも、下降した結果のそれと上昇した結果のそれとの違いはあるわけで、
今年は後者の方、前向きな「とんとん」だと思ってます。
(ちなみに、去年は大赤字だったそうで…)

本職の方の研究は、まあそれなりにはかどりました。
年に3本論文が活字化されて、学会報告も2回やって、審査待ちの投稿論文が1本。
「論文を書いたからって直接お金になるわけじゃない」のが、研究者の難しいところですが(苦笑)。
まあでも結局のところ、論文を書かない研究者なんて存在意義がありませんから。
その人が研究職であるかどうかは社会的な指標ですが、
その人が研究者であるかどうかを決めるのは、ひとえにその人の内的な要因なのです。
(それゆえに、「研究職についているが研究者ではない」人も当然存在します)

自分にとって今年一番大きかったのは、
「自分は研究さえ前に進んでいれば精神的にやっていける人間なのだ」
と再確認できたことでしょうか。
この思いさえあれば、自分はまだしばらくは頑張れるだろう、と思っています。

まあなんだかんだで、今年もしんどいことや悲しいことだっていっぱいありました。
この道に進んでからずっとそんな感じかも知れませんが、後悔はしていません。
仮に、将来そういう目にあうことをわかった上で、過去に戻って進路選択をやり直せたとしても、
それでも同じ道を選び、きっと同じように失敗をし、同じように辛い思いをするのだろうと思うので。
きっとそれは自分にとって業のようなもので、そうであるなら、
その結果も自分で背負っていかないと仕方ないでしょう。


個人的なことでは、ある部分で3年ほど時間を止めていたことがあったのですが、
(「時間が止まっていた」というよりは、「時間を止めていた」感じ)
そろそろ止めていた時間を動かしてもいいのかな、という気分になりつつあります。
とはいえ、3年ほどほったらかしにしてる間にずいぶん時計も錆び付いた感じなので、
油を差して、悪くなった部品は交換して、ねじをキリキリと巻いて…。
まあ、まだ自分でも良くわかりませんけど、でも久しぶりの感覚は新鮮で心地よいです。
漠然とした書き方で、読んでる人には「なんのこっちゃ」でしょうが。


30代になって2年目でしたが、30になると1年1年が待ったなしの勝負なんだなあと実感しました。
来年も無為に過ごすことなく、大きな仕事が出来るように頑張りたいです。
今年が「ホップ」の年だったとすれば、来年も再来年も「ジャンプ」の年にできるように(笑)。


いつもこのブログをご覧下さっているみなさま、今年も一年ありがとうございました。
来年もどうかよろしくお願いします。
みなさまの新しい一年が、素晴らしいものでありますように。