NHK杯(女子)。

スケカナが始まってますが、気にせずNHK杯の感想の続きです。
まあ、スケカナは地上波放送もないしね…やり口が露骨だよなあテレ朝は。
というわけで、女子の感想です。

Carolina KOSTNER 164.61 1 2
Rachael FLATT 161.04 3 1
3  Kanako MURAKAMI 150.16 2 5
Kiira KORPI 148.44 5 4
Ashley WAGNER 143.73 4 6
Elene GEDEVANISHVILI 141.52 9 3
Caroline ZHANG 133.86 6 9
Mao ASADA 133.40 8 8
9  Viktoria HELGESSON 130.11 10 7
10 Lena MARROCCO 122.03 11 10
11 Jenna MCCORKELL 121.52 7 11
12 Diane SZMIETT 88.33 12 12

書くこともあまりないので、ピックアップして下位から順に寸評的に。
 
○浅田さん
いやー、ジャンプについての苦境がありありと見て取れて、辛かったですね。
SPのコンビジャンプが3Lo+2Loなんて、そもそも考えられない構成ですから。
次のエントリーは最終戦のTEBですけど、まあもうここまでは捨て試合と割り切って調整にあてて、
とりあえずは年末の全日本を目標にすればOKなんではないでしょうか。
なんてったって天才さんですから、全日本までに完全復活してても驚きはまったくないです。
というか期待してます。
 
なんかちょっと体型変わり過ぎでびっくりしてしまいました。
一時的なものなのかどうなのか。
一般に女子の選手はピークが早いだけに、ジュニアからシニアへの移行というよりも、
少女から大人への移行が難しいんだなあとあらためて思わされました。
シニアのデビューシーズンがピークだった、なんてことにならないように祈っています。
 
○ゲデ子ちゃん
この子はもうGPシリーズでちゃんと滑ってくれるだけで安心してしまうところがあります(苦笑)。
とはいえ、フリーだけなら実は3位なので、見た目の印象以上にいい演技だったんですね~。
なんだか金髪になってて、岩明均の描く古代ギリシャの女性のような感じ。
んー、個人的には黒髪の方が良かったように思うのですけれど。
とはいえ、今のコーチとの相性は良さそうで、そこは安心。頑張ってね。
 
○ワグナー
眼光の鋭さは変わりませんが、この子もちょっと伸び悩んでる印象。
んー、粗さはだいぶ取れてきた気はするんですけど、これといった武器がほしいところですね。
 
○コルピ
ファンとしては来日してくれるだけで良し!(笑)なのですが、もうちょっとで表彰台だったのにー。
が、見事EX出場圏内に入り、婦警コスでしかも脱いじゃうというところが素晴らしい(笑)。
まあ冗談はさておいて、フリーの「エビータ」はいいプログラムなので、今後が楽しみです。
 
○村上さん
佳菜子嬢のシニアデビュー戦は3位表彰台でした。
フリーはさすがに緊張したのかなあという感じでしたが、大器ぶりはSPで存分に見せてくれました。
やっぱりあの表情がいいですよねー。
照れが見えるんですけど、照れてるのにあの演技が出来てしまうところが現代っ子たる所以でしょうか。
素晴らしい。
 
○フラット
「レイチェルは太目が良い」というのは都市伝説ではなかった!
普通の選手だったら「調整不足じゃね?」と思うところなんですけどね(笑)。
この子はこの子で規格外ですねえ。
とはいえ、エミリー・ヒューズとか、アメリカの女子選手にいるタイプではあります。
飛びぬけたことをやってるわけじゃないんですが、きっちり点数を出してくる選手という印象です。
…なんかこう、「誰かに似てるなあ」と思っていたのですが、タラソワでした。はい。
 
なんだか知らないけどカロリーナがNHK杯優勝ですよ!優勝しちゃいましたよ!
ファンからすれば、「転倒さえしなけりゃ、ざっとこんなもんですよ」という感じです。
(何度も裏切られてきたのも事実だけどさー。)
とはいえ、この「牧神の午後」はいいプログラムですね。
それっぽい動きもちゃんとあるし、コストナーにこの曲か~という意外性もあります。
まさかの「高速移動する牧神」ですが、動きにメリハリが出ていい取り合わせでしたね。
これはこの先楽しみ。
あのコーチ、ああ見えて実はすっごい策士だったりするのかなあ。