NHK杯(ペア・アイスダンス)。

どちらもフリーしか見ていないので、雑感的に。
 
ペア

1 Qing PANG / Jian TONG 189.37 1 1
2 Vera BAZAROVA / Yuri LARIONOV 173.83 2 2
3 Narumi TAKAHASHI / Mervin TRAN 155.66 3 4
4 Caitlin YANKOWSKAS / John COUGHLIN 154.88 6 3
5 Caydee DENNEY / Jeremy BARRETT 152.38 4 7
6 Mylene BRODEUR / John MATTATALL 151.97 5 6
7 Maylin HAUSCH / Daniel WENDE 148.31 7 5
8 Yue ZHANG / Lei WANG 138.55 8 8

パン&トンはさすがの圧勝。
GPシリーズのペアとアイスダンスは上位と下位で差が付きやすいですが、
それにしても物が違うなあという感じでした。眼福。
 
それはまあ、昨シーズンの世界チャンピオンなので、ある意味期待通りだったのですが、
「これはスゴイ」と思ったのはバザロワ&ラリョーノフ。
バンクーバーでの演技も見てるはずなんですが、印象が全然違いますね。
すっごいバレエ色の強い動きで、見ててかなり強烈でした。
曲が『仮面の男』で、ヤグディンのとほぼ同じつなぎ方なのは、きっと確信的にやってるんでしょう(笑)。
偉大な先輩の力も借りて、ぜひぜひペア王国ロシアの復興を。
なんせムホルトワ&トランコフがペア解消しちゃったからなー。
ボロソジャル&トランコフというのは、それはそれでもちろん魅力的な取り合わせで楽しみなんですが。
 
高橋さん&トランくんは、殊勲の表彰台ゲットですね!
なんだか演技を見るたびにメキメキとうまくなっていってる気がします。
どんどん試合経験を積んで、頑張って欲しいです。世界選手権が楽しみ。
 
まあ何が一番びっくりしたと言って、デニー&バレットのキスクラにえらいイケメンがいるなあと思ったら
ジマーマン様でした。そりゃ道理で(笑)。
 

Meryl DAVIS / Charlie WHITE 165.21 1 1
2  Kaitlyn WEAVER / Andrew POJE 141.57 2 3
3  Maia SHIBUTANI / Alex SHIBUTANI 136.93 5 2
4  Elena ILINYKH / Nikita KATSALAPOV 135.05 3 4
5  Anna CAPPELLINI / Luca LANOTTE 127.43 4 5
6  Lucie MYSLIVECKOVA / Matej NOVAK 115.17 6 6
7  Cathy REED / Chris REED 114.52 7 7
8  Penny COOMES / Nicholas BUCKLAND 109.80 8 8
9  Xiaoyang YU / Chen WANG 102.65 9 9
10 Dora TUROCZI / Balazs MAJOR 87.40 10 10

こちらもデイヴィス&ホワイトが格が違うなあという感じでした。
スピンなんかもすっごい独創的なんですよね。
去年からすっごい見てて楽しいです。
そして、デイヴィスのインタビューは、あまりの超絶ソプラノに第一声で会場がやっぱりどよめきます(笑)。
 
驚きだったのはシブタニ兄妹の躍進。
フリーだけなら2位という順位が示すように、素晴らしい演技でした。
最近のアイスダンスは「ジャンプのないペア」化がよく言われますが、
そういう派手さは追求せずに、しっかり踊って滑って「古き良きアイスダンス」な風情でした。
でも、それでもしっかり演じ切れば、ちゃんとこうやって点が出るんだなあ、と。
いつまでもそのままと言うわけには行かないでしょうが、ぜひその良さは今後も活かして欲しいです。
 
それにしても、これまで個人的に一番の「ヒラメちゃん顔」はキャロライン・ジャンだったのですが、
シブタニ兄妹が今回これを更新してくれました(笑)。いやー、すごいよなあ。そっくり。
「兄妹」でそっくりなところまで、原作(『じゃりん子チエ』)に忠実でよろしい。
かわいい顔だと思うんですけどね~、ヒラメちゃん顔って。