スターズ・オン・アイス。

日曜日は「スターズ・オン・アイス」を観てきました。
今年の個人的用事による初外出です…年末年始もひたすら働いてたからなあ。
一番安い席ですが、会場のなみはやドームは上の方でも十分よく見えるので無問題。
ただまあ、やっぱりコアなファンというのは他の何かを切り詰めてでもチケットにお金をかけるものなので、
結果はどうなるかというと、S席とA席との間にぽっかり空間ができて、かつ、ノリに激しく温度差が生じます。
ま、周りは気にせず友人と盛り上がってましたけど(笑)。
ショーなんて盛り上がった者勝ちだぜ!

さてそれで感想ですが、今年は演目のリストがなかったので、出演順をうろ覚えで書き上げていきます。
去年は行ってないので知りませんが、一昨年までは毎年出てたんだけどな~。
「演目のリスト」と「演技後の選手名の再コール」はぜひやって欲しいものです。

○本田くん
オープニングの群舞があった後、トップバッターとして登場。
しっとりしたいいプログラムでしたけど、出演順という点ではアップテンポな演目の方が良かったかも。
とはいえ、ファンとしては、イーグルが堪能できればそれでいいです(笑)。

演技後にいきなりカート登場。本田くんを「おまえには宿題がある!」と呼び止め、MCの通訳をさせます。
でまあ、訳してくれるんですが、恐ろしく端折った訳に会場から笑いがw。みじかっ!

○ロシェット
ロシェ姐はシンディ・ローパーの『トゥルー・カラーズ』。
(プログラム名は覚えてる人だけ書きますが、正直ほとんど覚えていません)
カートが「いっぱい声出してね!」みたいなあおりをしてくれてたんですが、それはちょっと無理ぽ(笑)。
名曲に合った素敵な演技でした。

○羽生くん
で、会場を温めたという点では、ドカンと行ったのが羽生くんの「チェンジ」でした。
いやー、やっぱりあの年ですごい踊りますよねー彼。締めはもちろんビールマンスピン
会場もノリノリ。

○ワイス
兄貴の曲はクイーンの『サムバディ・トゥ・ラブ』。
もちろんお約束のバックフリップ。この技はもう問答無用で盛り上がります!(笑)

○エルドリッジ
えーっと、『ディス・イズ・ライフ』だったか、なんかそんな感じの曲。
SOIでは「永遠の少年」キャラって設定なんですかねえトッドは。
この人のスケーティングはほんと衰えないよなあ。スーッと糸を引く感じ。
よくジャンプの解説で「流れのある着氷」という表現が出てきますが、
この人のジャンプはその見本だと思います。
着氷時に淀みがなく、ランディング前後のスピードが変化しないんですよね。

○ベルビン&アゴスト
曲は『フラメンコ』!ということで、めっちゃ期待したんですが、ステップが短かったのがちょっと残念。
でも、そのステップで堪能させてくれるところはさすがです。
最初はベルビンちゃんだけにスポットが当たっていて、次にアゴストが入ってくるんですが、
やっぱりなぜかアゴストをついつい見てしまう、という。
いつもベルビンちゃんの美貌を楽しみたいと思って見ているはずなんだけどなあ(笑)。

○荒川さん
クイーンの『リブ・フォーエバー』。
フレンズでも観ましたけど、やっぱいいプログラムですよこれ。
基本的に、荒川さんて表現は曲に任せておけばいい人なんだと思います(ほめてます)。
この人は純粋に動作だけで伝わるものがある人なのだとしみじみ。
スパイラルとかむっちゃ綺麗です。ジャンプも揺ぎ無い。
プロ転向5年目で、ショーでコンビジャンプが跳べちゃうなんて信じられません。

…と、書きましたが、実はエルドリッジ・ベルビン&アゴスト・荒川さんの出演順が
自分の中で定かではありません(苦笑)。うーむ。
この後は群舞が。
めっちゃ豪華な顔ぶれでウハウハなんですが、正直群舞としてはちょっととりとめがなかったかも。

で、休憩を挟んで以下後半。
後半最初で群舞…だっけ?あれ?
まあ何しか男性の群舞があって(以下順不同だと思って下さい 苦笑)、カウボーイ物でした。
だからそういう格好されたら、帽子取った時のカートの頭ばっかり見ちゃうんだってば!(笑)

○バトル
なんか割とジェフのイメージとは違う感じのプログラムでした。
そういうところが楽しめるのも、試合とは違うショーの魅力です。あとのサーシャなんかもそうです。
久しぶりに見たけど、相変わらずスピン上手いなあ。ランビとはまた全然違うタイプ。

○安藤さん
えーっと、プログラムなんだっけ…とにかく白かった!(笑)
この回(日曜の夜公演)と他の回が同じプロだったのかどうかわかりませんが、
プログラムに合わせて、雰囲気やキャラクターをきっちり演じ分けられるのが、
今の彼女のすごいところだと思います。今回はしっとり。

○サレー&ペルティエ
いやー、ある意味今回一番すごいものを見ました。中国のペアとはまたちょっと違ったダイナミックさを堪能。
ペルティエの首に両足だけ引っ掛けてブンブン回転。なんちゅー脚の力なのか。
ソルトレイクの一件で、北米以外ではなんとなくヒールな感じになってしまったペアですが、
やっぱりすごいですよ。
いいペアが生で見られる機会はなかなかありませんが、ぜひもっと積極的にいろんなペアを呼んで欲しいです。
2プログラム見られるなら、しっとり系も見たかったですね。

○高橋くん
もちろんというかなんというか、マンボです。もはや衣装を見ただけで出落ち状態。
なんていうかこう、登場時の会場の雰囲気がドリフっぽい
「カトちゃんキター!」みたいな。ちょっとだけよ~。
友人は「『ウッ!』でポーズ決めるだけで歓声が沸くってすごいよな」と感心していました(笑)。たしかに。

○コーエン
おおおお、なんすかそのセクシー衣装!サーシャがこれをやるんだなあ~。
演目はライザ・ミネリの『私の愛するあなた』。
要するに映画『キャバレー』で、衣装もライザ・ミネリのあれです。
うーむ、サーシャのむっちりふとともスパイラル&スピン。眼福。
つま先にハットを引っ掛けてのY字スパイラルに、会場からどよめき。
こういうのは予備知識なしに来た人にもストレートにすごさが伝わりますよね~。

○カート・ブラウニング
初めての生カートです。
「ハゲはセクシーだ」と再認識しました(笑)。いや、ほんと。
前も書きましたが、ほんまむっちゃカッコイイですこのオヤジ。
しみじみ、スケーティングは選手を裏切らないなあ、と。普通のステップになぜこんなに萌えるのか。

そして、ベテランだけあって、ショービズというものが良くわかってはります。
序盤のMCもしかり。フィナーレの後に照明が落ちてから、ちょこっと出てきて会場に手を振るところなんかも。
根っからエンタティナーなんでしょうね。とにかく観客に楽しんで欲しいというサービス精神が素敵でした。
あとはあれだな、フィナーレで羽生くんに頭をなでさせるところとかねw

○浅田さん
しっとり系というよりは、衣装としては少女系に見えました。
(後ろの席からは「小公女みたい」という声が聞こえてきた。言わんとするところは良くわかる。)
こういう可憐な風情が出せるところは持ち味なのではないかと思います。よく似合ってたし。

○ライサチェック
相変わらず黒いな!(笑)曲は『ロクサーヌ』。ってか、ほとんど昔の高橋くんと同じ編曲。
こうやって見ると、二人の個性が良くわかりますね。ライサは長い手足の使い方が実に上手い。
あの長い足がピンと伸びたシットスピンは本当に綺麗です。

というわけで、実に楽しかったです。こうやってレビューしてても、ほんと豪華メンバー。
キョウコ・イナさんは群舞とMCで登場されていました。
うーん、そりゃまあ、ジマーマン様はコーチ業をやってると忙しいだろうからなあ。
全米選手権の直前の時期だし。