来日公演。

震災からもうすぐ半年になりますが、福島の原発事故の影響で、
今もいろいろな来日公演のキャンセルが相次いでいます。
それも仕方のないことだと思います。
逆の立場で、外国で同じようなことがあったとき、
日本人がその国へ行くかと言われれば、行く人も行かない人もいるでしょうから。
来日してくれる人にありがとうと言いこそすれ、
来日しない人を責める気にはなりません。

バレエの公演も同じようにキャンセルがあったりする中で、
ものすごーく積極的に行動してくれているのがシルヴィ・ギエム
日本で10月と11月に別の公演の予定があるのですが(2ヶ月滞在予定なのかなー)、
以前から決まっていた盛岡での特別公演に加えて、先週末にいわきでの特別公演が発表されました。
いわき公演はいわき芸術文化交流館アリオスの再オープン公演のようです。
すごいなあ。ありがたいことです。

で、東京公演に先立って、東日本大震災復興支援チャリティ・ガラ<HOPE JAPAN>が開催予定で、
これも先週末に内容が発表されたのですが、いろいろな方が出演される中で、
マニュエル・ルグリの名前が。
ルグリ先生、7月に来日したばっかりなのになあ。ええ人や。
どの公演も自分は見に行けませんが、たくさんの人が入って良い公演になるといいなあと思います。

来年1月に上演予定だった東京バレエ団の「ロミオとジュリエット」(ノイマイヤー版)も、
振付指導者が来日できなくなった影響で先月末に公演延期が決まったのですが、
代替公演はウラジーミル・マラーホフの<ニジンスキー・ガラ>ということに。
4年前にケガで降板した公演とほぼ同じ演目で、今度こそ!という感じです。

もちろん他にも、いろいろ困難な状況下で来日してくれる人たちがたくさんいます。
そのすべてがありがたい話なのですが、
特にギエム、ルグリ、マラーホフは日本との関わりがとても長く深い人たちで、
長い時間をかけて生まれた信頼関係とか好意とかって大切なんだなあと
あらためて感じる今日この頃です。

…ってゆーか、チャリティ・ガラの『ボレロ』は生オケでやるのかー!!