ロステレコム杯雑感。

GPシリーズも最終戦ロステレコム杯(ロシア大会)が終了しました。
羽生くんGPシリーズ初優勝おめでとう!関東の人しか放送見られないんだけどさ!!
おのれテレ朝…地上波の放送が関東地方のみ(それも深夜)なのはともかく、BSでも放送ないってどーよ。
はっきし言って商売のやり方をわかってないとしか思えません。
羽生くんをちゃんと放送したら、絶対女性に人気出るのに。

まあそんなわけで、羽生くんのSPの演技だけは見ましたが、あとはスコアのみの感想です。
ロステレコム杯男子
1 Yuzuru HANYU 241.66 2 2
2 Javier FERNANDEZ 241.63 4 1
3 Jeremy ABBOTT 229.08 1 5
4 Michal BREZINA 226.35 3 3
5 Artur GACHINSKI 221.43 5 4
6 Andrei ROGOZINE 197.85 7 7
7 Sergei VORONOV 197.19 8 6
8 Konstantin MENSHOV 192.68 9 8
9 Brandon MROZ 185.49 6 9

SP・フリーともに4回転で転倒して優勝って、どこのPちゃんですかって感じですね(もちろん誉めてます)。
4S・4Tを決めたフェルナンデスよりTESが上という摩訶不思議アドベンチャー
「個々の4回転より全体的な出来が大事」ってことなんだなあ。
そして、シニア参戦2年目の選手とは思えないPCSの点の出方。
スケーティングで8点台を取ってしまう16歳とは、本当に恐ろしい子です。

で、0.03点という僅差で初優勝を逃したフェルナンデス。
これも見たいんだけどなー。加点の付く出来栄えの4S・4Tに、4項目が8点台のPCS。
これでなんで勝てへんねんという感じでしょうね。SP4位ったって上位とほとんど差もなかったし。
とはいえ、ファイナル進出も決めたので、ここはファイナルで一発ドカンと決めてもらいましょう。

ちなみに、ファイナル進出はPちゃん・高橋くん・アボットブレジナ・フェルナンデス・羽生くんの6人。
終戦にエントリーした人から4人も進出しているというのも、とても珍しい展開です。
普通は潰し合いになって損なはずなんですが。こんなことってあるんだなあ。

で、女子は珍しく地上波を全部見ました。
「これってNHK杯だっけ」という感じでしたね(苦笑)。
なんで今からフリーの演技を見ますという前に、もっかいNHK杯のフリーを見ねばならんのか。

ま、それはそれとして、浅田さんは危なげなく完勝。
実際、ルッツ・フリップがきっちり跳べれば、3Aなんてなくても全然オッケーだもんな~。
逆に、3A跳べてもルッツ・フリップがきっちり跳べなきゃ勝てないのもバンクーバーで証明済みだし。
ソトニコワとの同じ曲での対決も、較べて見ると両者の違いが歴然としてかえって良かったように思います。
ソトニコワはまだまだ「BGMに合わせて踊っております」という感じなのに対し、
浅田さんは「音楽を表現して踊っております」というのがよくわかるというか。
去年はそれどころじゃない感じでしたが、ジャンプが安定してくると、
音楽の表現力というのがやっぱりグッと映えて見えますね。
たとえば、腕の動き、特に肘関節の動きを見ていると、ほかの人たちとは滑らかさが段違いになりました。
「セル画の枚数が多い動画」と同じ理屈だと思っていただければわかりやすいかと。
一連の細かい動作を経れば、全体の動きが滑らかに見えるのが道理です。
で、その動きが、一音一音にしっかり合ってるんですよね。素晴らしいの一言。

そういう意味では、これからいよいよ選手としての円熟期だと思うので、本当に楽しみ。
どうもなんかこう、キャラクターやストーリーを演じるという点ではどうかなーという感じもするので、
この「愛の夢」みたいな路線はとっても合ってるんじゃないでしょうか。

ロステレコム杯女子
Mao ASADA 183.25 1 1
Alena LEONOVA 180.45 2 2
Adelina SOTNIKOVA 169.75 3 3
4  Sofia BIRYUKOVA 166.07 4 4
Kiira KORPI 160.92 5 5
6  Haruka IMAI 154.76 6 6
7  Agnes ZAWADZKI 149.38 7 8
Amelie LACOSTE 148.48 9 7
Rachael FLATT 147.63 8 9
10 Christina GAO 117.77 10 10