スケートアメリカ(その1 女子)

本田くんはスケートカナダSP3位と好発進♪

でさて、今日放送のスケートアメリカの感想を。とりあえず、まだ女子しか見てないのですが。
コーエン・クワンと欠場で、いまいちかなあと思っていたら、どうしてどうして。
初戦からなかなかいいもん見せてもらいましたよ。
まず、4位のリャン(米)。中国系の小柄な選手ですが、動きのスピードと躍動感が見てて気持ちいい人でした。
スピンから演技に入るという工夫もマル。
で、2位のシズニー(米)。この人はメチャメチャ手足が細くて長い!コーエン以上。
でもって、当然のごとく、長い手足を活かしたスピン&スパイラルが抜群。
おまけに曲がバヤデールなので、「なんちゃってインド」の雰囲気にぴったり(笑)。
この二人は若い選手で、演技を見たのは初めてだったんですが、要チェックかも。
これから追っかけてみたい選手でした。

で、この二人のあとに恩田さんが滑ったのですが…ちょっとやっぱりキツイですね~。
「盆踊らー」(文字通り「盆踊りを踊る人」の意)ぶりはだいぶマシにはなったんですけど、
何ちゅうか、やっぱり動きにメリハリがあんまり感じられないんですよね。
特に、ジャンプの前後。「手持ち無沙汰」とは、この人の手を表現するためにあるような言葉だ…。
あと、この人はスピンにバリエーションがないんですよね。体が硬いのかな?
それと、技術面とは全く関係ありませんが、この人の衣装センスは何とかならないものでしょうか。
フリーの衣装の肩口のピンクのフリフリはいったい何なのであろうか…。

で、最後に1位のソコロワ(露)。この人はもうベテランの域に入りつつあります。
この人の以前の印象は、良くも悪くも平均点、さすがロシアの選手だけあって
技術も表現力もしっかりしてるんだけど、いまいち独創性がね、と思っていたのですが…。
SPはやっぱりそんな感じの演技だったんですけど、フリーのロミジュリで一変。
パンツスタイルのコスチュームで、パワフルな&大人な雰囲気の演技にすっかり魅了されました。
これ、小手先じゃなくて、土台の技量がしっかりしてるから、演出負けしないんですね、きっと。
うーん、この人がこう化けるとは思わなかったな。奥が深いです。この面子なら優勝は納得。

と、なかなか見所多い女子の演技でした。

ちなみに中継は、解説がジュンジュンこと八木沼純子さん、アナが刈屋さん。
これはある意味最凶の取り合わせなのでは…(苦笑)。
レポーターはできるけど解説者としてはいまいちの八木沼さんと、
(技術面はもうちょっと詳しく言ってくれないと、「キレイ」とかだけじゃわかんないですよ)
美声かつ、詩的な言葉遣いながら、しばしば迷言珍言を披露する、人呼んで「ポエマー刈屋」。
今日のトホホな受け答えは、刈屋「ソコロワのパンツ姿はどうですか?」
ジュンジュン「(苦笑)カッコいいですね。」。それはもはや解説でもなんでもないですよ…。
私の中での刈屋さんの心に残る珍言は、いつぞやの本田くんの「ハムナプトラ」の演技での、
「表現したいものは…ミイラ!!」
なんだかんだ言って、そんなポエムな刈屋さんが大好きなんですけどね。

ま、何にしたってフジの世界選手権のクソ放送よりはマシなので、許す。
許すというか、「ありがとうNHK!」と声を大にして言いたい。
フジなんて、女子の日本人選手+有力外国人選手しか放送しませんからね。
男子・ペア・アイスダンスと全て放送してくれるNHKの、なんとありがたいことか。

さて、男子の感想はいつになりますことやら…そもそも週末は見てる暇がなさそうだしなあ。