古文書学会その2・古文書見学。

今日は一日虚脱しておりました。
昨日まで古文書学会で忙しかったのと、他にも個人的にいろいろあったので。

とりあえず、昨日の古文書見学の感想などを。
これがまた最高でした!!
行き先は、賀茂別雷神社上賀茂神社)・京大博物館・東福寺
京都をほぼ南北に縦断するコースですね。
見せてもらえた文書は、こんな感じでした。

上賀茂神社:頼朝関係文書など多数の中世前期史料をはじめとする多数の文書・記録(重文)
京大博物館:駿河伊達文書・淡輪文書・斑島文書(以上、中世中後期中心)
      長講堂領目録(島田家文書、平安末・鎌倉)
      大御記(平安後期の日記、重文)・永昌記(紙背文書、平安後期、重文)
東福寺:無準師範印可状(国宝)・元亨釈書(原本、重文)・九条道家惣処分状(重文)ほか重文多数

専門外の方のために、指定を受けているものは書き出してみましたが、
専門の方は、これがどれだけ貴重な史料か説明なしでもお分かりいただけるかと思います。
これだけのものを、全て間近で生で見られるなんて…。
もうとにかくスゴイの一言。昨日は素晴らしい一日だったと心底思います。
個人的には、以前自分の論文で取り上げた四条坊門賀茂別宮社に関係する史料の原本が見れたのが
とてもうれしかったです。
あとおまけで、上賀茂で文書の片付けを手伝わせてもらえたのがとっても幸せでした。
案文(平たく言えば、法的効力のある写し)とはいえ、源頼朝の下文を自分の手で巻けるなんて…。
関係のみなさま、本当にありがとうございました。