『柳生十兵衛七番勝負』

NHKで金曜日に放送していた『柳生十兵衛七番勝負』は、昨日が最終回でした。
で、合唱の練習で見れなかったので、録画を今日鑑賞。

もともと村上弘明が好きで、この人が柳生十兵衛を演じるとあっては見んわけにはいくまいと
思って見始めたのですが…いやー、やっぱかっこいいですわ、この人。
十兵衛役にぴったりはまってました。
時代劇としても、よく出来ていたと思います。
久々に、ドラマを一回目から最終回まで見ました。
西岡徳馬の顔を見ると、なんとなく民放の2時間ミステリーに見えて仕方ありませんでしたが。
あと、つっこみどころとしては、七番勝負といいながら放送がなぜか全六回だったこと(苦笑)。
実際十兵衛さんは6人としか対戦していません。
原作(津本陽)だとどうなんでしょうね。

ちなみに、柳生十兵衛といえば、やっぱり山田風太郎の三部作ですね。
(『柳生忍法帳』・『魔界転生』・『柳生十兵衛死す』)
私がはまったきっかけは、毎日新聞で『柳生十兵衛死す』の連載を読んだことでした。
多分中学生のころかな?
能をタイムマシンとして使う(SF時代劇?)という突拍子もない発想にあっけにとられたもんです。
山田風太郎にしか出来ない芸当ですね。天才だと思います。
他の作品を読むにつれ、毎日新聞はよくぞこの人に連載小説を頼んだもんだと
思うようになりましたが…(笑)。
ともあれ、未読の方はぜひこの三部作を読まれることをお勧めします。