フィギュア・ペア(FS)。

トリノオリンピック ペアFS。
1 TOTMIANINA Tatiana / MARININ Maxim RUS 204.48 1 1
2 ZHANG Dan / ZHANG Hao CHN 189.73 2 2
3 SHEN Xue / ZHAO Hongbo CHN 186.91 5 3
4 PANG Qing / TONG Jian CHN 186.67 4 4
5 PETROVA Maria / TIKHONOV Alexei RUS 181.69 3 6
6 SAVCHENKO Aliona / SZOLKOWY Robin GER 180.15 7 5
7 INOUE Rena / BALDWIN John USA 175.01 6 7
8 OBERTAS Julia / SLAVNOV Sergei RUS 166.54 8

旅行に行ってる間に、女子でクワンが棄権を決めてしまっていたり…。

でさて、ペア・フリーの感想です。
つか、録画で見ようと思ってたら、録画が途中で切れてて青くなったんですが…。
NHKさん、「おはよう日本」の枠で放送するなんてやめようよ~。
まあどうにかBSの再放送で見れましたが。ビバ、BS!
BS1は、大会期間中はもはやトリノ五輪専門チャンネルと化しております(笑)。
チャンネル表がすごいことになってますからね。ありがたいことです。

フリーの演技自体は、全体としてバタバタとした印象。
正直、出来としては良くなかったし、SPの方が楽しかった気はします。
もちろん、規定で要素が決まってるSPと違い、フリーの方がより高難度の技を入れねばならず、
時間も長いから仕方のないことではありますが、それでもやっぱりいっぱいいっぱい感が。

その中で、トトミアニナ&マリニンはさすがでしたねー。
SPに比べてなんとなく「無難にまとめた」感はありますが、
そう感じる理由のひとつは、全体に難しいことを高い完成度でやっていて、
突出した部分が目立たないから、ということもあるんでしょうね。
3T-2Tとかやってても当たり前に見えちゃうし。
PCS全項目8点台は素晴らしいの一言!
リプレイの時に刈屋アナが「全部良すぎて国際映像もどこを選んでいいのか困る」と
言っていたけれど、ほんとその通り。

銀の張丹&張昊は、しょっぱなの大事故でどうなることかと思いましたが…
あれでよくぞ滑りきりましたね。
でも、若いんだから、正直あそこでは大事をとって棄権して、
4年後のバンクーバーにかけて欲しかった気も。
順調に行けば、バンクーバーは間違いなく彼らのための大会になるでしょう。
キスクラでの張昊くんのお姫様だっこがステキでした(笑)。

銅の申雪&趙宏博は、正直点数にはビックリ。
でも冷静に考えてみると、SPの点差はほとんどなかったようなもんだし、
FSにしても、ホウ清&トウ建(←漢字出ない…)やペトロワ&ティホノフに比べて
飛びぬけて点をもらえたって訳じゃないですから、妥当な結果なのかも。
僅差の勝負の中で、PCSが物を言った感じですか。
表現力とか、動きの美しさや滑らかさとかはさすがでしたし、
ある意味、そういった部分だけであそこまでやれちゃうだけの域に達してたってことなんでしょう。
くどいけど、だからこそトトミアニナ&マリニンとの一騎打ちが見たかったな…。

ホウ清&トウ建は、解説の佐藤有香さん激賞でしたね。
点はもっと出ると私も思ったんですが、どうもジャンプの回転不足が響いたようです。
2A+2Tを2A+1Tに、3Tを2Tに、それぞれ認定されてしまいました。
(ちなみに、採点の内容はhttp://www.nbcolympics.com/results/1501429/detail.html参照)
ベテランのペトロワ&ティホノフにもメダルを上げたかったんですがねえ。
この辺は、細かいミスもかなり積み重なっていて、よりミスの多かった方が下になってしまった感じ。

井上怜奈ボールドウィンは、スローイング3Aでの転倒とか色々ありましたけど、
いい演技だったと思います。
2A+2Aのシークエンスとかもきっちり決めて、TSSは上位陣と遜色ないですしね。
ご本人たちにとっても、納得の出来だったのではないでしょうか。

あと、個人的に印象に残ったのは、オベルタス&スラフノフのよれっぷり。
完全に若さのマイナス面を露呈した感じでした。
9位まで沈むと予想した人は少なかったのでは?
大舞台で実力を発揮するのって、やっぱ難しいですね。

あと、佐藤有香さんの解説は非常に好感が持てました。
出来の良くなかったペアでも、色々といい部分を見つけ出してほめようという方向性がGOOD。

さて、今日は男子のSP。
第一滑走が高橋くん、次がいきなりプルシェンコというとんでもない滑走順。
他にも第一グループは李成江・バトル・ディネフと有力選手が目白押し。
…この組だけ見てから寝ようかな(笑)。
ちなみに他の有力選手の滑走順は、ランビエール11番、ウィアー13番、ジュベール23番、
ライサチェック26番、クリムキン27番、サンデュー30番となっております。
サンデュー先生オオトリですか。「朝テレビを付けたらとんでもない場面」とかありそう(笑)。
(てゆーか、トリノ公式HPのサンデューの写真はすごいな、これ…仏像のような髪型
 http://www.torino2006.org/ENG/IDF/ATH/600122.html
うーん、やっぱり寝てられない気もする(苦笑)。