フィギュア・男子(SPその2)

今日は研究会で発表してきましたよ~。
別に遊んでばかりいるわけじゃありません。
(と、何ゆえいつもここで言い訳をしてしまうんだか…)

で、男子SPの感想の続き。
ランビエール
最初が2Aになってどうなることかと思いましたが、4T+3Tは決めてきましたねー。
ステップもさすがの出来栄え。
ただねー、最後のスピンで軸がぶれたりと、ちょっとらしくなかった部分も。
本人もちょっとうかない表情。
SPで79点ですが、それでもプルシェンコと点差が二ケタあるのかー、なんだかなあ~。

○ウィアー
さっぱりしたね、髪型(笑)。
でも、調子はしっかり本番に上げてきた感じ。良かったんじゃないですか~。
何よりスピード感がありました。スピンは終盤ちょっとぶれちゃったけど。
4回転を入れなかった分3Aは単独もコンビネーションもきっちり決めてきたし。
80点も納得の出来。でも、それでもプルシェンコと(略)。

ジュベール
背中に「007」の文字を背負ってご登場(苦笑)。
あんましこの人見てるとフランスっぽく感じないのな。
フランス人なんだし、どーせだったら英国情報部よりも「LEON」でやんない?
(あ、でも主題歌はSTINGか)
振付も拳銃でバンバン!て感じ。
うーむ、でも一応、キャンデロロ-ヤグディンの系統は、この人が受け継いでるんだよなあ。
ステップだけじゃなくて、エンタテイメント性でも師匠のレベルを目指してくださいね。
ともあれ、SP77.77点はご立派。
というか、最後に7でフィーバーのオチまでつけたか(笑)。
ただし、ウィアー・ランビエールとの差はPCSで付いてるので、そこがこの人の課題かと。

○ライサチェック
3Aで転倒、ステップからの3Lzでお手つき。
4回転もないから、こういうとこで失敗しちゃうと点は伸びないよねー。
まあ、彼の場合は次のバンクーバーが本番ですからね。
まだまだ頑張りましょうってことで。今回はお勉強かな。

○クリムキン
はかない期待とわかっていたとはいえ、ケガという現実を突きつけられた感じ…。
うーん、つらいなー。ジャンプについては、五十嵐さんはフォローしてくれてたけど。
(↑こういうところが選手への愛情が感じられて好きなんだよなー)
スピンも往年の安定感はなかったですね。
いい時のこの人のキャメルスピンは、他の部分が完全に安定した状態で、
手だけで振りが付いてたんですが。
でも、変形イーグルをかなり無理してプログラムに押し込んでくれてたのは嬉しかったな。
フリーではあの輝きをもう一度見せてほしいです。というか、輝かせてあげたいよう。

あ、あと、髪型はますますキューピーちゃんになってたね。
これも覚悟はしてたけど(苦笑)。
でも、そんなクリムキンがおいらにはかわいく見えるよ。

○サンデュ
…今日は一つの演技の中で「いい時のサンデュ」と「ダメな時のサンデュ」が同居(苦笑)。
4T+3Tをあんだけきれいに降りといて、3Aは1Aに、3Lzはお手つき。
挙句スピンではバランスを崩す。むむう。
結局バトル君の下に付くことになってしまいました。この辺のムラッ気がねえ。
フリーでは一発ビシッ!と決めていただきたいものです。
…と、書いてて自分でも信じられない今日この頃(苦笑)。

というわけで、SPの上位陣の結果はこんな感じ。
1 PLUSHENKO Evgeni RUS 90.66
2 WEIR Johnny USA 80.00
3 LAMBIEL Stephane SUI 79.04
4 JOUBERT Brian FRA 77.77
5 TAKAHASHI Daisuke JPN 73.77
6 BUTTLE Jeffrey CAN 73.29
7 SANDHU Emanuel CAN 69.75
8 SAVOIE Matthew USA 69.15
9 CHIPER Gheorghe ROM 67.66
10 LYSACEK Evan USA 67.55
うーん、メダル争いはバトル君までギリギリ届くかな~。
この面子だと、「ミスが多い方が負け」という展開と思われ。

で、FSの最終グループはこういう滑走順。
19 PLUSHENKO Evgeni RUS 1 90.66
20 LAMBIEL Stephane SUI 3 79.04
21 WEIR Johnny USA 2 80.00
22 BUTTLE Jeffrey CAN 6 73.29
23 JOUBERT Brian FRA 4 77.77
24 TAKAHASHI Daisuke JPN 5 73.77
…高橋君は男子の最初と最後に滑るってこってすか!?
すごいなあ、なんちゅうくじ運。
もちろん、第一滑走はくじで引けても、最終グループに残るのは実力の証。
メダルの行方を決める大勝負になりますが、プレッシャーに負けず頑張って下さい!
それにしても、プルシェンコは最終グループの第一滑走なのか~。