『第九』を歌おう!

(とりあえず団員募集情報が見たいという方はコチラをどうぞ)

「真夏に『第九』?」と思われるかもしれませんが、合唱関係者にとっては案外そういう季節感です。
12月に演奏会をと思ったら、アマチュアだとやっぱ最低4ヶ月は練習期間が欲しいわけです。

というわけで、うちの合唱団(私自身は現在お休みしてますが)も、
7月下旬からすでにレッスン開始しております。
うちの合唱団は大学のサークルとかではなくて普通の合唱団なので、
団員募集も完全にオープンでやってます。
オーディションもありません。

コンサート自体は、指揮者・ソリスト・オケのいずれもプロのみなさんで、
合唱団員自体の頑張りが演奏会の成否を決めます(ある意味言い訳がきかない 笑)。
今回の指揮者は、クラシックファンならご存知の西本智実さんです!
多分彼女の指揮で第九を歌う機会というのは今後ほぼないのではないでしょうか。
オケは京都市交響楽団。いつもお世話になっております。

『第九』って、「毎年年末にやってるな~」というイメージだと思うんですが、
(あれはもともと楽団員の年越しの費用を稼ぐために年末にはじまったというのが通説です)
歌ってる側から言わせると、やっぱすごい曲なんですよ。
すごく非人間的な音域とか発声を要求されたりするし(笑)。
でも、そういうのって、「可能かどうか」よりは、
「音楽としての完成度」を追求した結果なわけなのです。
ベートーベンて、「こんなの出せません!」と言ったら
平気で「出せ!」って言うタイプの人なんだろうなあ、と私は勝手に想像しています。
で、メッセージ性も強烈。

そして何より、第九にはつきぬけた明るさがある。
ペランとしたありきたりの明るさではなくて、人生や世の中の辛酸を知った上で、
それでもなお人間や生というものを肯定し賞賛できる強さ。

正直に言えば、お手軽にイベント的に歌う曲ではなくて、
究極的にはやっぱり自分と向き合って磨き上げていくタイプの歌だと思います。
(いや、もちろん歌うと言う行為そのものがそういう性質を当然持っているのですが
 歌に限らず、外に向かって何かを発信するという行為は、
 発信者の内面に向き合う行為と対になって存在するものですから)
ただ、そのとっかかりとして、『第九』はとても素晴らしい魅力にあふれた曲です。
京都近辺の方で、「前から興味がある」とか、「一度歌ってみたい」という方は、
ぜひ一度うちの合唱団に参加してみませんか?
募集期間中は体験レッスンも2回まで出来ますので、ぜひ気軽に練習会場に足を運んでみて下さい。

団員募集情報の詳細はコチラです。
【コンサートの詳細】
日 時:2006年12月14日(木)午後7時開演
会 場:京都コンサートホール大ホール
指 揮:西本智実
管弦楽京都市交響楽団
合 唱:京都「第九」をうたう会
合唱指揮:葛西 進

【レッスンスケジュール】‥‥毎週金曜日午後6時30分~8時45分
7月 21日 ぱるるプラザ(スタジオ2)
7月 28日 ぱるるプラザ(スタジオ2)
8月 4日 鴨沂会館
(注:8/11、18はお盆休み)
8月 25日 ぱるるプラザ(スタジオ2)
9月 1日 アバンティホール
9月 8日 ウイングス京都
9月 15日 アバンティホール
9月 22日 アバンティホール
以降毎週金曜日

団 費(楽譜代含みます。月毎ではありません。演奏会終了までの一括の団費です)
 一般:15,500円
 学生:12,000円
 京都ミューズ年会費(一般・学生とも団費と別途)500円
募集開始:7月21日(金)
募集締切:9月22日(金)
申し込み:直接練習会場でお申し込み下さい。