そう来たか!

(以下、『もやしもん』に関してネタバレありです。
 新刊が出るまで知りたくない!という良い子のみんなは読んではいけませんよ~)

というわけで、以下の内容は、連載をイブニングで追っかけてる人にしかわからない話題。

以前から毎朝食べているヨーグルトに加え、最近ほぼ毎日のように納豆を食べている私。
他にも『もやしもん』効果か、友人の中には、
「毎朝ヨーグルトを食べる時に、乳酸菌に「食え!」と言われている気がする」とか、
「職場の実験器具の順番待ちの伝言の紙のデザインがボツリヌス菌」とか、
(↑飲料メーカーのラボでそれってどうよ 苦笑)
そんな人たちが身の回りに増殖中の昨今なのですが。

ところが連載の方は、話の展開が本筋(そんなもんあんのか?という気もするが)からそれて、
何よりディープでマニアックな菌の世界が登場しないじゃん、とか思っていたのですが…

 そうか、このマンガは実は「能力喪失もの」だったのか!

違うのかな~。どうなんだろ。
「能力喪失もの」というのは、私が勝手に付けたジャンル名ですが。
要するに、「主人公が今まで持っていた能力を発揮できなくなった時にどうなるか」ってやつです。
あんましこのテーマがメインにすえられることはないとは思いますが、
無理やりこじつけると、例えば『ゲド戦記』の4巻以降もこれだし、
他には川原泉の『銀ロマ』も実はそう。
アイデンティティの喪失と再生ってやつですね。

で、まさかとは思うんだけど、直保×蛍といういかにもやおいな展開(笑)を
本筋にしようとか思ってないんでしょうね、この作者。
葉月は葵とのことを完全に「なかったこと」にしてるのね、というのも今号でわかりましたが(苦笑)。
何を今更キスくらいでって感じですからねえ。
ってゆーか、遥さまの男前っぷりが最高!(笑)

問題は、作者がどこまで最初っから考えててこの展開になったのかだよな~。
なーんか計画的にオトされてる気もするし、
その場その場で思いつきで意表を突こうとしてたらこうなった、という可能性も有りそうだし、
そもそも何にも考えず行き当たりばったりなんじゃ?という不安もあり。
さてさて、どうなのでしょうか??