スターズ・オン・アイス。

スターズ・オン・アイス@なみはやドーム 1月8日
(第一部)
Superman/John Williams (オープニング)
愛のアランフェス/Joaquin Rodrigo 浅田舞
Are You Gonna Be My Girl/Jet スティーブン・カズンズ
Show Off/The Drowsy Chaperone ジェニファー・ロビンソン
Takes Two to Tango/Raul Malo ユカ・サトウ&ジェイソン・ダンジェン
Fly Me to the Moon/Frank Sinatra 織田信成
You Raise Me Up/Celtic Woman 荒川静香
Legenda/Didyulya アレクセイ・ヤグディン
Ladies in Lavender/Joshua Bell  ニコディノフ、ロビンソン、サトウ
Better Days/Goo Goo Dolls トッド・エルドレッジ
Super Freak/Rick James ジェイミー・サレー&デイビット・ペルティエ
Maybe I Maybe You/Scorpions フィリップ・キャンデロロ
Swing/Trace Adkins カズンズ、エルドレッジ、ペルティエ、ワイス、ヤグディン、ジマーマン

Sisters/Annie Lennox and Eurythmics イナ、サレー、サトウ、ロビンソン、カズンズ
El Tango de Roxanne/Ewan McGregor 高橋大輔
Home/Marc Broussard マイケル・ワイス
La Isla Bonita/Madonna アンジェラ・ニコディノフ
Broken/Scott Stapp トッド・エルドレッジ
Thank You,Stars/Katie Melua ユカ・サトウ
Piece of My Heart/Merissa Etheridge イナ・キョウコ&ジョン・ジマーマン
Latin Medley/Enrique Iglesias/Ricky Martin フィリップ・キャンデロロ
Nocturne#9/Frederic Chopin 浅田真央
One/Mary J.Blige and U2 ジェイミー・サレー&デイビット・ペルティエ
Blues for Klook/Eddy Louiss アレクセイ・ヤグディン
Nessun Dorma/Michael Bolton 荒川静香
I Believe I Can Fly/Yolanda Adams (エンディング)

キャンデロロは神様です!


…いや、スターズ・オン・アイスの感想としてそれはどうかという気もするのですが。
でもなー、なんだか「キャンデロロ with スターズ・オン・アイス」の趣すらあったからなあ。
他を完全に食っちゃってました。スゴイ。
エンタテイナーってのはこういう人のことを言うんでしょうね。
もう登場時から自分で観客をあおるあおる。
特にLatin Medleyの方は、闘牛士の衣装+赤いヒラヒラでご登場なので、それだけでもう会場が沸きます。
で、お客さんが期待してるものは全部見せる。
・お客さんに抱きつく
両方で客席に乗り込んでって抱きついてましたが、特にすごかったのがMaybe I Maybe You。
「Maybe I~ Maybe You~」とサビでリフレインが入るごとに、
抱きついたお客さんに指差し付きで視線のレーザービーム。
クドいぜ、キャンデロロ!そのクドさがたまらん!(笑)
・脱ぐ(笑)
脱ぎ方がまたうまいんだよね~。
Maybe I Maybe Youの衣装は黒のアンダーシャツの上に白のボタンシャツだったんですが、
演技終盤のヤマ場で、白のシャツを自ら引き裂く(←なぜだ! 笑)。
Latin Medleyの方では、途中で黒ラメラメの上着を脱いで赤シャツ姿になっておいて、
曲調が変わったところで、まず両袖を取る(着脱式!)。
んで、おもむろに間を持たせながら胴体部分を脱ぐ。
どうせ上半身裸になるのに、わざわざ袖から外すところがさすが(笑)。
・バックフリップ(バク宙)
Maybe I Maybe Youではなんと2回もバックフリップを入れてました!
2演目で合計3回。飛ばすな~。
・キャンデロロスピン
・カエル跳び
・フロアを走る
もうね、わかっていらっしゃる!さすがの一言。
長野五輪がもう9年前なので、最近見始めたファンは彼のことを知らない人も多いと思うんですが、
それでも明らかにお客さんの反応は段違いのNO.1でした。
日本で知名度のないスケーターはつかみで結構苦労すると思うんですが、
この人だけはほんま別格ですね。生で見れて幸せでした。眼福。

…えー、SOIの感想書きましょうか(苦笑)。
去年から結構いろんなのを見ましたが、一番「ショーらしいショー」を見ました。
あくまでつくりとしてはSOIのメンバーが中心で、オープニング・エンディングもメンバーのみ。
(エンディングのあとにグランドフィナーレでゲストも登場)
そこにゲストが何人か招かれている、という感じです。
普段見られないような取り合わせの演技もちゃんとあって楽しめました。
Swingでは男性メンバーが全員野球帽・ユニ姿で、金属バットを持ってご登場。
Sistersでは女性陣がフリフリお嬢さん姿で現れて(カズンズはパパの役)、黒ラメ衣装に早変わり。
こういうのって理屈抜きに画的に楽しめます。
阪神タイガース目指すぞー」見たいに叫んじゃったりするし。

ヤグディンのステップははじめて生で見ましたが、やっぱ「刻む」感じですね。
同じステキチでもプルとは全然趣が違う。
あと、ジャンプがとてもダイナミックで、やはり頭抜けて迫力があります。スゴイ。
例によって氷上で腕立て伏せとかしてましたが、ほんと筋肉マニアな感じですね(笑)。
このあたりも、肉襦袢つけて踊っちゃうプルとは対照的?

個人的に一番楽しみにしてたのはエルドリッジですが…いやー、良かった!
なんかこう「古き良き正統派スケーター」な感じです。
ミスドの「オールドファッション」みたいな。
奇抜なことはしてないんだけど、とっても丁寧で綺麗で、引き込まれます。
特筆すべきはスピン、それもフライング系のスピン。
もう跳んでる時から回転に入ってるんですけど、その軸が着地してからも全然変わらない。
ランビみたいなスピンも大好きですが、やっぱこういう正統派の端正なスピンはいいですね。

あと、ペアが3組入ってたのは、他の公演にはない特徴でしょう。
見た目の派手さでは、やはりサレペルとイナ&ジマーマンが抜群。
技のすごさの度合いではいい勝負なんですけど、プログラムの流れとか演技とかを総合すると
やはりサレペルの方が上だなーという印象でした。この辺はさすがですね。
現役時代はベレシハの方が好きだったんですけど、今回見てすごさを再認識しました。
(COIで見たベレシハもさすがのスゴさだったんですけどね。)

気になるのは本田君のケガの具合ですが…
今日は「1942コロンブス」をやってくれる予定だったんで、見たかったんですけどね~。
早く回復してくれるように祈ってます。
(気が向いたらまた追記しますが、今日のところはこの辺で)