成人式の日に。

本日で冬期講習終了です。やれやれ。

さて、どうやら今日はわが市の成人式の日だったようなのですが、
夜授業の終わる頃を見計らって、うちの塾の卒業生の新成人の女の子が2人、塾にやってまいりました。
自分の受け持った子ではないのですが、塾長先生や古参の先生と楽しそうに話して、
記念写真を撮ったりしていました(私は撮影役)。
卒業生は「先生まだいたんや。全然変わってへんな~。」とか言ってましたが、
これって結構大事なことなんじゃないかな、と。

公立の学校というのは数年単位で先生が入れ替わっていくし、
大手の塾でも配置転換があったり、先生の出入りがあったりします。
ですが、うちの塾は地域密着の小規模な進学塾なので、
常勤の先生は5人ですが、そのうち3人は私が生徒だった頃からの先生です。
もう1人の先生ももう10年以上になるし、なんだかんだで私だってもう10年目。
生徒も世の中も変わるから、指導法も運営方法も変わるけれど、
顔ぶれが変わらないことによる「信用」というものはあるのではないかなあ、と。

それと、先生方はちゃんと卒業生の顔と名前を覚えていたんですが、
卒業生達は「ちゃんと覚えてるんや。学校の先生はみんな忘れてたで(笑)。」と言ってました。
そう、塾の先生って案外、受け持った生徒のことはずっと覚えてるもんなんですよ。
今は一学年30人程度で、人数も少ないし(僕らの頃は70人くらいいたから大変だったろうけど)、
たいていの子は3年間ずっと面倒見ますしね。

実は冬期講習が始まる頃に、今高校生の卒業生が2人、塾に顔を出しました。
僕は通常授業では受け持ったことがなくて、講習だけでちょろっと見た子達だったんですが、
もちろんちゃんと覚えていたので、高校生活のことなどいろいろ話しました。
大阪の、今年花園に行けなかった某ラグビー強豪高でラグビーをしている子達なのですが、
「今年は花園に行けなかったから練習試合漬けでしんどいです」と言っていました。
来年の今日は、花園に残って決勝戦をやっていてほしいものです。講習中だから見にいけないけど。
(それにしても今日の東海大仰星は強かった…)

こんな風に、卒業生が「ちょっと顔を出してみようかな」と思えるくらい
生徒に親しまれる塾って結構いいよな、と思う今日この頃です。