ビリー・ジョエル『All My Life』。

さて、以前この記事で紹介したビリーの新曲All My Lifeですが、
昨日家に帰ったら届いておりました。
で、さっそく聞いたのですが…。

うーん、なんだか50年代のムード音楽を聴いているようだ(微苦笑)。

というかですね、そもそも輸入版には歌詞カード付いてなくて、歌詞がよくわかんないんすよ。
おまけに、スローテンポなんだけど、例によって揺らして歌ってるからところどころ歌詞が聞き取れず、
センテンスとして文意がつかめない、と。
(というか、実のところリスニングはとっても苦手なんすよね…)

というわけで、歌詞の中身は棚上げしてますが、
うーん、いずれにしても、正直「新曲」として期待してた感じじゃないかな~。
おそらく音楽的には、「ビリーの14年ぶりの新曲」であること以外に意義はなかろうと思います。
バラードとしても、初期の頃の透明感も後期作品のきらめきも感じられないので。
ひっさびさにフィル・ラモーンと組んで仕事してますけど、
彼はどこで仕事したんだ?と聞いてみたくなる内容(苦笑)。

と、「見たくなかった現実に直面した」感もありますが、
まあしかし、考えてみたらビリー・ジョエルという人は時代の最先端を走ったことがそもそもない人な訳で。
この人の真骨頂は希代のメロディメイカーにして優れた詩人であるというところにあると思います。
なので、もう別に新曲でなくても、元気に今までの曲を演奏してくれてたらそれでいいかー、と
いっそ割りきりが付きました。
というわけで、また元気に来日して、今度は後期の曲を中心に聞かせてねー、ビリー!