四大陸選手権(男子)。

四大陸選手権(男子)
6 Chengjiang LI   CHN  197.98 5 9 
5 Jeremy ABBOTT   USA  206.40 9 4 
4 Stephen CARRIERE   USA  218.30 4 5 

3 Evan LYSACEK   USA  233.11 2 3 
2 Jeffrey BUTTLE   CAN  234.02 3 2 



1 Daisuke TAKAHASHI   JPN  264.41 1 1 

…いやしかし、どーですかこの点数は…。
もう賛辞すら探し出せないですよ。
採点が甘かった国内大会の全日本の時ですら得点は254.58ですよ。
トリノプルシェンコの258.33もあっさりオーバーし、世界最高得点で2位に30点差で圧勝。

スコア的なものもさることながら、
「これだけ出来れば勝てて当然だよね」という素晴らしい内容の演技でした。
4回転も、もはやコンビジャンプでもコケる気がしないもんなあ。
スピンはだいぶポジションを変えてきましたね。
正直あのシットスピン、すごいとは思うけど美しいとは思わなかったので、変えてくれて嬉しいです(笑)。
ステップも良かったと思うけど、レベル3だったからモロはさらに上を要求するかもね(笑)。
(どんな高得点を出しても、どんな好成績をとっても、
 鬼のモロゾフが過酷な要求を出し続ける限り「燃え尽き症候群」と無縁でいられそうな気がしますよ…)
なんといっても、音楽を表現する力がすごいよなあ。
滑れば滑るほど、ますます音楽に乗れているのが見ていて伝わってくるし。
それに、これまであんましなじみのない曲だったのに、
見てるうちに「いい曲だなー」って思って、なんだかどんどん好きになっていくんですよね。
こういうのも、曲の魅力もさることながら、スケーターの演じる力も大きいんじゃないのかなあ、と。

世界選手権がほんと楽しみです。
結果がどうとかいうより、あと一ヵ月後にどれだけ素晴らしい演技を見せてくれるのかが本当に楽しみです。

あと個人的には、バトルの復調が非常に嬉しい。
来月の世界選手権は役者が揃いそうですね。
(…って、ウィアーはあくまで世選に照準をあわせるための回避なんだよね?)
こうなると、大国ロシアの凋落振りがますます寂しく感じられますけれども。


それにしても、「すぽると」で高橋くんの演技をノーカットで放送したフジテレビは実に素晴らしい。