相国寺(その2 法堂・開山堂)

前回の瑞春院に引き続き、相国寺です。
瑞春院とは別に法堂・開山堂も特別公開されていて、
拝観料は瑞春院600円、法堂・開山堂がセットでこちらも600円。うーむ。

で、まずは法堂。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/347242/img_347242_52098393_0?2008-02-23 01:12:49
天井に描かれた「鳴き龍」で有名ですね。
「鳴き龍」とは『あンた、背中が煤けてるぜ…』と言う天才雀士…ではなくて、
絵の真下で手を打つと、その反響音が龍の鳴き声のように聞こえることからその名が付いたものです。
正式名を「蟠龍図」という狩野光信の作。
写真撮影は出来ないので、実際の絵はこちらでご覧下され。
なんせ二月の平日の昼間だったもんで、鳴き龍も一人占め状態。ぜいたくな…。
反響音は字にすると「ビィィィィ~ン」という感じですかね。
そういや去年は日光の薬師堂でも鳴き龍を見たなあ。

ちなみに、法堂は豊臣秀頼による再建だそうです。
お土居といい、聚楽第といい、寺町通といい、方広寺といい、伏見城といい、
秀吉・秀頼親子はあちこちで名前が出るなあ~。


続きまして、開山堂。
(名目上の)開山である夢窓疎石を像を安置しているので「開山堂」。
他にも足利義満像や、後小松天皇像をはじめとする皇族の像が安置されています。
義満像はともかく、後小松天皇像を置かれるとなんか勘繰りたくなるな…。
もともとは桃園天皇の后である恭礼門院の御殿をだったものを移築したので、
襖や欄干の金具には菊の御紋が彫られています。
…そういや欄干の金具なら写真に撮れるんだ。うっかりしたな。

南側の庭は「龍淵水の庭」と名付けられています。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/347242/img_347242_52098393_1?2008-02-23 01:12:49

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/347242/img_347242_52098393_2?2008-02-23 01:12:49
南向きなので、春秋に縁側でのんびりしたら気持ち良さそうだな~。

そのほか、宝塔・鐘楼などがなかなかきれいです。
・宝塔
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/347242/img_347242_52098393_3?2008-02-23 01:12:49
・鐘楼
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/347242/img_347242_52098393_4?2008-02-23 01:12:49
二条城にもあったけど、ソテツはやっぱ江戸初期の南蛮趣味ですかね??

(実はまだ続きます)