相国寺(その1 瑞春院)。

もうおとついの話になりますが、相国寺に行って来ました。
もともと夜に京都市内で用事があって、じゃあ折角だし昼間は北野天満宮に梅を見に行くか、
じゃあ折角だしお昼は前から行きたかった同志社の近くの松乃家でカツ丼にしよう…と。
(※食べたのは大盛りではなく普通盛でした。
  美味しかったし10分かからず完食できたし、今度は大盛りにしようかと 笑)

で、美味しくお昼ごはんを食べてから、バスに乗ろうと烏丸通に戻った時に、
そういや相国寺って、いっつも近くは通るんだけど、行ったことないよな、と。
そんなわけで、「ついでのついでのついで」という罰当たりな動機で相国寺へ。

相国寺足利義満が建てた京都五山第二位の寺院です。
南禅寺が「五山の上」なので、実質第三位ですが)
開山は実質的には春屋妙葩なんですが、名目上は妙葩の師である夢窓疎石ということにされています。
相国寺の西隣が、足利義満の屋敷「室町殿」のあった場所(だから「室町幕府」)。
↓室町今出川交差点に立つ碑
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門のある南側からではなく西側から入ったので、まずは瑞春院から。
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門に書かれてある通り、水上勉直木賞受賞作『雁の寺』の舞台となったことと、
(タイトルの由来となった襖絵が方丈に残る)
水琴窟があることで有名な塔頭です。
普段は非公開なんですけど、これまたちょうど特別公開期間中だったんですよね~。
平日だったんでゆっくり見て回れて良かったです。


襖絵は当然撮影できませんが、その南側の庭園は室町期に遡る古いものだそうです。
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(建物自体は何度も焼失して江戸期の再建。ちなみに、南側に見えるのは同志社の建物です。)


で、縁側の東の端にあるのが水琴窟その1。
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↑竹筒の根元に甕が埋めてあって、その水音が響いて、金属的な澄んだ音色が聞こえてきます。


建物の北側に、こちらは昭和に入ってから造られた庭園。
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夢窓疎石の作風を参考にしているらしいんですが、そう言われると等持院の庭園に似ているような…。
茶室「久昌庵」は、表千家の「不審菴」を模したものだそうです。
軒先の樋の受け木が、鳥の形でキュート♪
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で、その「つくばい」のところにも水琴窟。
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https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/1497049/img_1497049_52081129_7?2008-02-22 01:39:58
こちらの方が、さっきの水琴窟よりも新しい分だけ音が高いらしいです。ほほう~。
(続く)