世界選手権・男子最終結果。

男子最終結
1 Evan LYSACEK 242.23 2 1
2 Patrick CHAN 237.58 3 2
3 Brian JOUBERT 235.97 1 3
4 Tomas VERNER 231.71 4 4
5 Samuel CONTESTI 226.97 6 5
6 Takahiko KOZUKA 222.18 5 7
7 Nobunari ODA 218.16 7 8
8 Denis TEN 211.43 17 6
9 Brandon MROZ 207.19 8 13
10 Andrei LUTAI 204.99 15 9
11 Jeremy ABBOTT 204.67 10 10
12 Vaughn CHIPEUR 202.08 12 12
13 Sergei VORONOV 202.04 9 14
14 Kevin VAN DER PERREN 198.35 14 15
15 Takahito MURA 194.97 13 16
16 Yannick PONSERO 193.84 11 17
17 Jeremy TEN 193.16 21 11
18 Adrian SCHULTHEISS 186.43 18 18
19 Javier FERNANDEZ 183.55 20 19
20 Kristoffer BERNTSSON 182.31 16 20
21 Gregor URBAS 167.71 22 21
22 Anton KOVALEVSKI 165.73 19 23
23 Przemyslaw DOMANSKI 161.66 24 22
24 Igor MACYPURA 158.86	23 24
感想は見たところから順次更新です。
まだ最終組にたどり着いてない…。

○べるるん
いまいち切れのないベルルン。
だいたいこう、前半が延々ロボットダンス系というのは、いかんせん構成上無理がありすぎる気が。
個人的にはそういうところが大好きなんだけどさ(笑)、競技的にはねえ。
後半のアップテンポになったところでも、
解説の樋口おねえから「ジャンプが決まらないとこういうところも…」的なダメ出し。
でもまあ、確かにその通りだからなあ。
また彼の神演技を心から期待しているのですが、神はまれに舞い降りるからこその神でもあります。
願わくば、来年のバンクーバーで神の再臨のあらんことを。
てゆーか、まずは国内選手権でシュルタイスに勝たないと、ということになってしまいました。
結局スウェーデンの五輪出場枠は1となったので。残念。
やっぱり、2枠維持というのもふつうは難しいんですね~。
ロシアはどうにか2枠維持でめでたい。
個人的に期待しているルタイくんも、終盤崩れそうになりながら良く踏ん張ってくれて、
成長の跡が見られてうれしい限りです。

○D.テン(J.テンくんとの区別のためにDを付けてます)
カザフスタンの天才少年現る!」といった感じでしょうか。
いやー、すごかったです。
ジャンプの美しさもそうですが、スケーティングがとても軽くて滑らか。
いまや絶滅危惧種に指定されつつあるキャメル使いなのもグー。
SPの感想で「誰かドカンと一発決めてくれる人が出ると、面白くなる」と書きましたが、
今回は彼が敢闘賞でしょう。素晴らしい!
第2グループでドーンと来て、第3グループが総崩れというパターンは、
2年前の東京大会とよく似てますね。
まだまだ体格的には子供なので、これからニョキニョキ伸びるのかということも含めて、今後が要注目。

○無良くん
実にいい出来でした。特に出だし好調で、それだけに中盤の3Sでの転倒は惜しかった。
解説の岳斗くんが思わず「予定外の転倒で…」と言ってましたが、
そりゃーそうでしょう、最初からコケる予定ってことは…(苦笑 いや、言いたいことはわかるんだけどね)。
まあ、転倒したというマイナス点よりも、その直後の3Aをきっちり決められたことのプラス点の方が、
今後のことを考えれば絶対大きいと思います。
その後のジャンプも崩れそうになりながらまとめきったことも、すごいことだと思いますよ。
今回は「古事記」の選曲も良かったのではないかと。
多分イメージとしては、「座頭市」で滑ってた頃の織田くんと被るんですよね。
これからどういう方向に進むかはともかく、
とりあえずはこういうジャポネスクな感じの曲で音楽の力を借りつつ、今出せるものをすべて出す、と。
というわけで、今季は非常に良かったので、順調に次のステップに進んでほしいですね。

○織田くん
うーん、うーん、うーん。
いや、正直、「演技で勝って競技に負けた」というところじゃないですか?
無効になった3F+2T+2Loを仮に3F単体で跳んでGOE+1付いてたら、
合計がだいたい+7点で、これならスコア的にはコンテスティのとこくらいには行けますからね。
なにより、冒頭の4T+3Tをクリーンに決めてGOE+1以上付いたのは、絶対自信になるでしょう。
PCSの点数が70点に届いてないのは、ちょっと気になりますけど。

まあ、それはそれとして、やっぱり競技的には反省して下さい(苦笑)。
織田くん(とモロゾフ)がまったく気付いてなかった分だけ、
実況陣のいたたまれないような雰囲気がとってもお気の毒でした。
順位だけ見て詳細は知らない状態で録画を見たんですが、
3Aでバランスを崩して、次の3Sに3Tを付けた時点で、
解説の岳斗くんが「大丈夫ですかね…心配ですね。」と言っていて、
「ちょwフラグ立てんな!」と思ったら、実現しちゃうんだもんなあ。うーむ。