バンクーバー五輪・アイスダンスフリーダンス。

さて、アイスダンスはCD・ODと見ていませんが、まあ気にせずFDの感想を。

いつも気になっているんですが、演技前にティッシュペーパーを持っている人が
スター・トレック』に登場するミスター・スポックそっくり。バルカン人?

○リード姉弟
曲は『天使と悪魔』。
弟が天使(黒)、お姉ちゃんが悪魔(白)という役割分担…らしい。
場面解説ありがとう刈屋さん。
中盤のストレートライン~ローテーショナルリフトの
振り付け満載なところとか、いかにもモロゾフな感じ。
得点は79.30、合計159.60。パーソナルベスト更新!おめでとう!

○クローン&ポワリエ
曲は『ノクターン』と『ボヘミアン・ラプソディ』。
いやー、良いプログラム、良い演技でしたねー。
しっとりと情感たっぷり。こういう割とシンプルな振り付けのほうが好みかな。
地元開催にあわせてしっかり作りこんできました。
まだ10代のカップルかー。将来が楽しみ。
得点は85.29。

これだけ見て仕事に戻って、
さあラス前の組からまた見るぞ~と思っていたら、ニュースで放送なし。あ、あれ?
というわけで、以下は最終グループだけ見た感想です。

デイビス&ホワイト
曲は『オペラ座の怪人』。すでに演技前からパワー全開の刈屋さん(笑)。
曲の力もあって、華というか、ダイナミックさが増しましたね。
のっけから迫力のあるストレートライン~ローテーショナルリフト。
スローパートでメリハリを付けつつ、でもアクロバティックなリフトも見せる。
そしてツイズル~ミッドラインステップから怒涛のエンディング!
得点は107.19!合計215.74で、もちろん現時点トップ!

フェイエラ&スカリ
曲は『ゴッド・ファーザーPARTⅡ』の作中曲(例の「愛のテーマ」ではなく)。
イタリア人にもこういう素朴なカップルがいるのね、という2人(笑)。
派手さやスピード感よりも、優美さやゆるぎない安定感が持ち味です。
逆リフトをしててもいろんな意味でインパクトはありません(笑)。
スゲー当たり前に見える。それが持ち味。
ここもいい演技だったなー。得点は99.11。合計199.17で現在2位。

○バーチュ&モエ
いやしかし清楚な2人だ。曲はマーラーの『交響曲第五番』。
演技も、清く正しく美しい愛の世界。いやしかし美しい…。
ダイナミックで凝ったリフトなんかをやっていても、
それが全然浮かないと言うか、違和感がないんですよね。
実に自然に演技に溶け込んでいます。
ツイズルのシンクロ度もお見事の一言。いやー、すごい。
これは文句のつけようがない演技。得点は110.42!合計221.57で断トツトップ!

○ベルビン&アゴスト
君たちはこの演技の後でも動じない心臓を持ち合わせてるでしょ(笑)。
期待してるよ~。曲は『アヴェ・マリア』。
以前はもっとバリバリ踊る系の演技だったと思うんですけどねー、最近はだいぶモデルチェンジ。
こういうしっとり見せる系のほうがベルビンちゃんの美貌も映えてよろしいのでしょうか。
それでもやっぱり目が行くのはアゴストなんすけどね(笑)。しみじみ役者やの~。
スピード感やリフトとかの技術などは相変わらず素晴らしい。
得点は99.74、合計は203.07。いい演技だったんだけど、今回は相手が悪すぎたか…。

○ドムニナ&シャバリン
がんばれ~!王国ロシアの意地をぜひ!曲は『ベロニカ』。
しかし相変わらず前衛的な衣装だな…(笑)。そしてシャバリンの前髪が気になる。
んー、なんか出だしのツイズルがいまいち?
全体にちょっと精度に欠ける感じはしましたね。
そしていささかバイオレンス?な振り付け。
「『これがアイスダンス』という演技を見せました」という刈屋さん。
そ、そうかなー?いや、個人的には大好きなんですけど。
得点は101.04。合計は207.64で銅メダル。

終結
金 バーチュ&モエ
銀 デイビス&ホワイト
銅 ドムニナ&シャバリン


4 ベルビン&アゴスト
5 フェイエラ&スカリ
6 デロベル&シェーンフェルダー
7 ペシャラ&ブルザ
8 ケア姉弟
9 ホフロワ&ノビツキー

というか、第3グループの演技は放送してくれるんでしょうか、NHKさん…。