「○文字」の話。

先日の記事に引き続きというわけでもありませんが、またも「文字」の話題です。
先日たまたまごはんを茶碗によそっている時に話題になったのですが、

僕「…『しゃもじ』って、ひょっとして『ゆもじ』とかと同じ表現?」
友人「そうやで」
僕「え、じゃあなんていう言葉の略なん?」
友人「え、『杓子』(しゃくし)。知らんかった?」

えー、三十数年生きてきたけど知らんかったよ!(笑)
てゆーか、これって常識??

一応解説しておくと、
「○もじ」(「○文字」)はいかにも日本語らしい婉曲表現で、
「かもじ」=かつらor母親(かか)
「そもじ」=そなた
「ゆもじ」=ゆかた(湯帷子)
といったあたりが有名でしょうか。
有名ったって、いまじゃすっかり廃れてしまって、古文か文語文でしかお目にかからない表現ですが、
何の気なしに使ってる日常語が、もとはそうだったとはねえ~。