半導体はロームで。

京都会館命名権ロームが取得 50年で50億円(京都新聞)
 京都市は7日、全面改修を計画している京都会館左京区)のネーミングライツ命名権)を半導体メーカー・ローム(本社・右京区)に約50億円で売却すると発表した。期間は50年。企業名を入れる対象を会館本体かホールにするかは今後、協議する。市は約90億円の事業費の一部に充てる方針で、市施設の命名権導入は3例目。
京都会館は1960年に開館。舞台設備の老朽化で著名音楽家の利用が減少し、市が建物を保存する形で改修を計画している。
市は昨夏、音楽支援活動に熱心なローム命名権購入を働きかけ、ロームは世界的なオペラやクラシックの公演ができるようホール機能の拡充を条件に協議。1年間に1億円の計52億5千万円(2億5千万円は消費税)で合意した。市は改修費の一部に充てるため整備段階から支払いを求めていく。ロームは「文化財産の命名権を取得する意義は大きい。社会貢献活動に取り組むロームの名を世界に発信したい」としている。

京都会館の改修の話が持ち上がってますね」
「それはいいことだけど、京都市にそのお金があるの?」
というのは、京都近郊のクラシックファンの間ではあいさつがわりの会話?になっていましたが、
こういう形で資金調達するようです。
ありがとうローム!個人で買えるような商品がないので、ささやかながら宣伝しておくよ!(笑)
半導体ロームで♪
京都会館がいいホールに生まれ変わりますように。

ただまあ、個人的にちょっと気になるのは、超長期の契約だという点でしょうか。
一時に巨額の資金を調達する必要上の処置とはいえ、50年はさすがに長いですよねー、双方にとって。
リスクとしては、企業・施設双方の経営が長期的に変動しないのかということと、
金銭自体の価値が長期的に変動しないのかということでしょうね。
メリットとしては、安定したパートナーシップが見込めるという点でしょうか。
ほっともっとフィールド神戸」みたいに、あんまし名前がころころ変わるのも考え物ですからねー。

ところで、「市施設の命名権導入は3例目」とありますけど、
他の2例は京都コンサートホールの「アンサンブルホールムラタ」 と
西京極球場の「わかさスタジアム」なんでしょうか。
「アンサンブルホールムラタ」がいわゆる「命名権」の事例に当てはまるのかどうかが
いまいちよくわかんないんですよね。