二段への長い道(プロローグ)。

以前にも少し書きましたが…

私、将棋のアマチュア初段です。

タイトルは「二段への長い道」ですが、本題の前に少々説明が必要でしょう。
将棋の段位がどういうシステムになっているかなんて、知っている方はまれでしょうから。

まずそもそも、将棋の段位にはアマチュアとプロの2通りがあり、
どちらも日本将棋連盟が認定しています。
私が持っている段位はもちろんアマチュアのもので、
プロの段位の話はそれはそれで面白いのですが、長くなるのでとりあえずここでは割愛。

マチュアの段位をどうすれば取れるかと言うと、
 1将棋会館の道場で認定してもらう。
 2専門誌や新聞の認定テストに応募する
というのが一般的なパターンです。

1の方は、そもそも「道場なんてあるんですか」と言われそうですが、
ちょっとした街中に行くと、将棋の道場・会所・センターというものは案外あるものです。
ふつうの人はそんなものを気にしてないから目に付かないだけで。
で、日本将棋連盟東京の千駄ヶ谷大阪の福島将棋会館を持っているのですが、
将棋会館の道場に行って席料を払うと、その場にいる人と対局を付けてくれて、
その結果で段位(初心者なら級位)を認定してくれる、という仕組みです。

2の方は、現在発行されている将棋の専門誌は『将棋世界』と『週刊将棋』なのですが、
(ご多分にもれず、出版不況でただでさえ少ない専門誌がさらに減っております)
そういった専門誌や毎日新聞などで、段・級位認定の「次の一手」問題というのが出題されています。
それを何問か応募して、一定の点数がたまると、所定の段・級位を認定してもらえる、という仕組みです。

僕の取った初段は2の方で、高校2年のときに『週刊将棋』で認定されたもの。
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厳密に言えば、「資格認定証」なんですけどね。
マチュアでも正式に段位を取ろうとすれば日本将棋連盟に申請することになるわけですが、
これがお高い!初段だと31500円也。おいそれとは取れません。

まあそんなわけで、かれこれ18年間ずーっと初段だったのですが、
今回もうちょっとやる気を出して、二段を目指してみようかと。
とはいっても、別に新しく何かをするわけではありません。
とりあえず、対戦記録だけでも残しておこうかなあというだけのことです。
そのへんの話はまた次回に。