平安時代人の眠気覚まし。

(『梁塵秘抄口伝集』巻十より)
忉利・初声を、あまりに明け暮れ責めてぞ歌はせける。夜は、あまり眠たしとわびしがりて、忉利は外へ立ち出でて水に目を洗い、睫毛を抜きなどしけれど、なほ眠たがりてぞありける。

ま、まつげを抜くんすか!?(しかも効いてない)

そういえば、古典的な眠気覚ましとして「目の下にキンカンを塗る」というのがありますが、
あれはすっごい目にしみて、逆に目が開けられない、と友人が言っていました。
間違った使用法。

それにしても、『梁塵秘抄口伝集』は内容的にもネタ的にもなかなか面白いですね。
古文の問題とかに向いてそう。