STARS on ICE(後半)。

結局のところ、レビューはその日に書ききらないと書けないもんですね(苦笑)。
というわけで、STARS on ICEの後半の感想です。
例によって出演順は覚えてません。

○オープニングのグループナンバーは「Come together」。

○高橋くん、浅田さん、村上さん、カート、ロシェット、バトルの日本公演限定コラボ
ブレイズ・プラント(MONKEY MAJIK)の「Take My Hand」。

フィリップ・キャンデロロ
「Maybe I Maybe you」。
相変わらず客いじりに精を出すフィリップですが、
客をいじる→ちょっと滑る→客をいじ……ろうとして見失いかける(それも2度も)
オイオイ、しっかりしてよー。大丈夫かな。
フィリップも40を過ぎていろいろ思うところがあるのか、上半身裸にはなりませんでした。
でも相変わらずジャケットは袖を破り取ってから脱ぐのな。

イリーナ・スルツカヤ
相変わらず元気そうで良かったです。
やっぱりイーラはこうでないと。
そういえば、会場からもイーラコールが。さすがの人気。

○荒川さん
オペラ座の怪人」。
まあ荒川さんは何をやっても荒川さんですが(笑)、でもそれが良いのです。
というか、ほんと衰えないよな~。ちゃんと毎回3回転跳ぶし。

○高橋くん
ブエノスアイレスの春」。なんだか年々洗練の度を増してますね。
動くを間引いてるというか、運動量当たりの表現を増してるというか。
羽生くんもあの歳にして相当うまいと思いますが、まだまだ伸び代があるんだなーと思いました。
いっぱいいっぱい動いていると、それはそれでまた別の魅力があるわけで、
良し悪しの問題ではなく、現時点での方向性の違いなんだと思うんですけどね。

○ドロシー、ナヴァロ&ボメンタリ、ゴルデーワ&クーリック
クーリックがゴルデーワをリフトしたりデススパイラルしたりしててびっくり!
ちゃんと様になってたもんなー。大きいことは良いことだ。
「家で練習してたに違いない」とはお友達の言(ゴルデーワとクーリックは夫婦)。

ジョアニー・ロシェット
今回はサーシャがいない分だけお色気成分多めだった気が(笑)。
というか、今回「も」ほんとアメリカのメンバー少ないんですよねえ。
興行に来てくれる分にはいいのですが、本国でやっていけるのかがちょっと心配。

○エカテリーナ・ゴルデーワ
カルメン」。ピンではいささかしんどい気もしますが、そこはそれ、大人の色艶で見せます。
ちゃんとトラブルの種になりそうなカルメン
若い選手がやると、なかなか妖艶なファム・ファタルにはなりませんよねー。
そういう意味では、鈴木さんとかやってみると良いのだろうか。
……書いてるうちに、ゲデ子ちゃんで見たくなってきたな。

○カート・ブラウニング
雨に唄えば」。
待ってました!……なんだけど、出来がいまいちだったんだよなー。
しかも、MWOでの神演技を見ちゃってるので、期待値が上がっちゃってるんですよね。
出来がよくないと、盛り上がる曲でもないので、会場のノリも今一つ。
これが今回一番悔しかったです。盛大にカートを送り出したかったのにー。
というわけで、東京公演のみなさん、ぜひよろしくお願いします。盛り上げて来て下さい!

○浅田さん
「メリーポピンズ」。
「自分ではこういうのがやりたいのね」というのはすごくよく伝わります(笑)。
明るくて良いのではないでしょうか。

○エンディング
白い傘のメリーポピンズを取り囲む黒い傘の集団。
どーも「ヒロインに絡む死ね死ね団」か何かにしか見えません。
軍服っぽい赤黒衣装だし。
浅田さんが袖に退いてからはかっこいいんですけどね。
全員でカート直伝の傘さばきを見せていましたが、やはりうまい下手があり、
まあぶっちゃけ一番のぶきっちょさんはイリヤでした。
ちゃんとみんなと同時に傘がたためるかどうか、見ててはらはらしましたもん(笑)。
で、カートが傘さばきの奥義を披露して締め。
最後はゲストもそれぞれ「手持ちでいちばん赤黒の衣装」で登場。
大阪千秋楽のおまけとして、最後にジェフと羽生くんが「ヘーグル」を披露してました。
置き土産?

地上波はテレビ東京で13日(日)夜7時54分~夜9時48分放送だそうです。
うちはテレ東入んないんだよなー。BSでの放送に期待。
というわけで、見られる方は楽しんでください。