ある種の勧善懲悪。

現代人にとって、西洋化・近代化や男女平等というのはなんだかんだで「正義」なので、
そういう意味では今年の大河ドラマはどこか勧善懲悪的で、見てて安心できる面はあるなあと思います。
なので、楽しんで見てるんですけど、守旧派として描かれている人たちはいささか気の毒ではありますね。
先見性というのは、それだけ難しい徳目なのだということでしょうか。
「何でもできたけど、先見性だけはなかった」と塩野七生に評されていたスッラのことを思い出しました。
好きなんですけど、主役にはなれませんよねーやっぱり。先見性のある人(この場合はカエサル)の踏み台。

山本覚馬ファンとしては、あんなにカッコ良く描いてもらえて良かったねと喜んでおります(笑)。
今日の一番の見どころは「西島秀俊の上半身」でしょう。
我が家でも感嘆の声が上がっておりましたが、ネット上でもすごい反応。衆目の一致するところ?