国会図書館の蔵書の電子書籍化&無料配信。

これはかなり楽しみなニュース。
国会図書館の蔵書、無料配信へ 企業と提携、電子書籍化(朝日新聞デジタル)
【赤田康和、木村尚貴】国立国会図書館の蔵書を電子書籍にして配信する実験が2月1日、始まる。文化庁が呼びかけ、紀伊国屋書店大日本印刷グループが参加する。同館が蔵書をスキャンして作った画像データを、民間企業が電子書籍に変換して活用する初めての例となる。
大日本印刷側は電子書籍ファイルを作り、紀伊国屋書店が自社の電子書籍ストア上で無料で一般に配信。利用者は電子書籍閲覧ソフトを使い、紙の本のような感覚でページをめくれる。一部の書籍は全文対象の検索もできる予定だ。
実験で配信されるのは、13作品。画面をスクロールすることで本物の絵巻のようにつながった画像を楽しめる「平治物語」や、直筆版と活字版を合わせた芥川竜之介の小説「河童」、著者の死後50年経ち著作権が切れたばかりの柳田国男の「遠野物語」などが予定されている。解説や装丁に著作権のある書籍もあったが、許諾をとった。
補足として、国立国会図書館の公式発表です↓
1月29日の朝日新聞記事「国会図書館の蔵書配信」について
1 文化庁電子書籍配信実験の位置づけについて
平成22年の「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」(総務省文部科学省経済産業省の三省合同開催)及び同22年から23年にかけての文部科学省の「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議」を受けて、文化庁では、今年度、民間サービスによる当館デジタル化資料利活用のための課題を検討するためのモデル事業として、電子書籍の配信実験を行っています。
当館は、この実証実験に協力し、デジタル化資料のデータ提供等を行っています。
2 当館の取組について
当館は、デジタル化資料の利用拡大に向けた取組を行っております。
その一環として、当館は、平成24年の改正著作権法に基づき、当館がデジタル化した資料のうち絶版等資料について公共図書館等へ送信を行い、送信先図書館の端末で誰でも利用できるようにするため、出版社団体及び著作権者の団体と協議を行いながら、準備を進めております。
ただ、ちょっとこれだけではまだ内容がよくわからないので、期待を持って注目したいと思います。
「絵巻がスクロールで見られる」というのと、「全文検索ができる」というのが電子書籍ならではのメリットで、
加えて、公共の図書館なので無料で利用できるというのがありがたいわけですが、
問題は閲覧ソフトがどんなもんやろかってとこですかねー。