シルヴィ・ギエム・ファイナル
イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド振付：ウィリアム・フォーサイス 音楽：トム・ウィレムス（レスリー・スタックとの共同制作）演出・照明・衣裳：ウィリアム・フォーサイス 振付指導：キャサリン・ベネッツ川島麻美子 渡辺理恵 秋元康臣 河合眞里 崔美実 高橋慈生 伝田陽美 松野乃知 吉川留衣ＴＷＯ振付：ラッセル・マリファント 音楽：アンディ・カウトン 照明：マイケル・ハルズドリーム・タイム振付・演出：イリ・キリアン 振付助手：エルケ・シェパース音楽：武満徹 オーケストラのための「夢の時」（１９８１） 装置デザイン：ジョン・Ｆ．マクファーレン衣裳デザイン：ジョン・Ｆ．マクファーレン 照明デザイン：イリ・キリアン（コンセプト）、ヨープ・カボルト（製作）技術監督、装置・照明改訂：ケース・チェッベス吉岡美佳 乾友子 小川ふみ 木村和夫 梅澤紘貴森川茉央 杉山優一 永田雄大 岸本秀雄
ついにこの日がやってきました。シルヴィ・ギエム、引退公演の千秋楽です。
行くのはこの日と心に決めていましたが、チケットが手に入って本当によかった…。
実際には、大みそかの東急ジルヴェスターコンサートに出演することになったので、
行くのはこの日と心に決めていましたが、チケットが手に入って本当によかった…。
実際には、大みそかの東急ジルヴェスターコンサートに出演することになったので、
現役最後ということにはなりませんでしたが。テレ東系で放送されるので、みなさま録画の御準備を。
バレエ界にとって、一つの時代が終わるのだと思うと、感慨深いものがありますが、個人的なことで言えば、
何度か書いているように、初めて見たバレエの公演がギエムの「ボレロ」（１９９７年）だったので、
○イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド
面白かったけど、内容はよくわからなかったです。
ダンサーの肉体美とテクニックを、理屈抜きに楽しめばよいような気もしますが。
とりあえず、僕はそうやって楽しみました。
レオタードがなんとなく練習着っぽくて、いろんなテクニックとバリエーションを提示して、みたいな振付。
音楽でいうところのエチュードみたいな感じ？
最近あまり東バの公演を見ていないので、若い子はキャストを見ても誰が誰かわかりませんが、
面白かったけど、内容はよくわからなかったです。
ダンサーの肉体美とテクニックを、理屈抜きに楽しめばよいような気もしますが。
とりあえず、僕はそうやって楽しみました。
レオタードがなんとなく練習着っぽくて、いろんなテクニックとバリエーションを提示して、みたいな振付。
音楽でいうところのエチュードみたいな感じ？
最近あまり東バの公演を見ていないので、若い子はキャストを見ても誰が誰かわかりませんが、
逆に、前からいる子はキャストを見なくてもわかったので、ちょっとだけ安心。
○ＴＷＯ
この作品、好きなんですよね～。超高速太極拳。
ステージのものすごく限られた空間を使う、極めてシンプルな作品ですが、
照明の妙もあって、とても印象に残ります。
今まではいつも１階席で見ていたのですが、今回初めて上（３階席）から見て、
この作品、好きなんですよね～。超高速太極拳。
ステージのものすごく限られた空間を使う、極めてシンプルな作品ですが、
照明の妙もあって、とても印象に残ります。
今まではいつも１階席で見ていたのですが、今回初めて上（３階席）から見て、
今までと見え方が違ったのも面白かったです。
フラットで見ると、照明の具合で、腕の動きの残像がきれいに出るんですが、
フラットで見ると、照明の具合で、腕の動きの残像がきれいに出るんですが、
俯瞰で見ると、腕の先から火花がバチッと飛ぶように見えるんですね。
○ドリーム・タイム
なんというか、男性２人が変質者に見えました（笑）。
女性３人が寝てるところに乱入するというシチュエーションがそう思わせるんだと思いますが、
なんというか、男性２人が変質者に見えました（笑）。
女性３人が寝てるところに乱入するというシチュエーションがそう思わせるんだと思いますが、
木村さんも「黒木村」的でした。カブキの師直みたいな。
夢落ちというか、夢うつつネタなんでしょうね。
音楽は武満作品で、武満らしい、んでしょうか…。
音楽だけ聞かされて、「作曲者は武満か黛か芥川か」と３択で出題されても、
夢落ちというか、夢うつつネタなんでしょうね。
音楽は武満作品で、武満らしい、んでしょうか…。
音楽だけ聞かされて、「作曲者は武満か黛か芥川か」と３択で出題されても、
正解できる自信はありません（苦笑）。
○ボレロ
万感の思いのこもった、最後のボレロ。
…なんとなく、そのうち何かの拍子に「一夜限りの復活」があるんじゃないかとも思いますが（笑）。期待してます。
それはさておき。
ピッコロが入ってくるあたりから、じわじわっとこみあげてくるものがあって、
万感の思いのこもった、最後のボレロ。
…なんとなく、そのうち何かの拍子に「一夜限りの復活」があるんじゃないかとも思いますが（笑）。期待してます。
それはさておき。
ピッコロが入ってくるあたりから、じわじわっとこみあげてくるものがあって、
ギエムが仁王立ちして右手を差し伸べるところで、やっぱいいなー、と。
なんていうか、女王様というよりは、レディ・ジェネラル（女将軍）なんですよね。ギリシャ神話のアテナのような。ギエムになら忠誠を誓って悔いなし（笑）。
なんていうか、女王様というよりは、レディ・ジェネラル（女将軍）なんですよね。ギリシャ神話のアテナのような。ギエムになら忠誠を誓って悔いなし（笑）。
カーテンコールは、まずは観客からの花束贈呈が延々と。
こういうのも久しぶりに見たな～。最近はセキュリティが厳しくなりましたしね。
それと、今回は観客にペンライトが配られていて、客席がカラフルに彩られる演出が。
で、次にスクリーンが下りて、ギエムのこれまでの軌跡が。
で、次にスクリーンが下りて、ギエムのこれまでの軌跡が。
そして、東バのみなさんから花束贈呈。
あまりの人数に、最後の方はギエムが「みんなまとめて持っといで！」ってやってました。
しめて２０分ほどのカーテンコールでした。
あと、今回はなんと、今回は物販でＴシャツを購入すると、終演後にサイン会の特典付き！
もちろん買いましたとも。すごい並びましたけど、サインをもらって握手してもらえて本望です。
ミーハーなのです（笑）。
そうそう、サイン会に並んでいたら、ＮＨＫの９時のニュースのキャスターの鈴木奈穂子アナがいはりました。
ファンなので、思いがけず見られてラッキー。今日のニュースで流れてたのかな。
