遅ればせながらNHK杯感想。

N響の第九を聴きながら年越し中です。
超快速の第九でしたな~。あれにきっちりついていけるのは、さすがN響
プレスティッシモはソリストも一緒に歌うパターンでしたね。

さてさて、今年のうちに、今年見たものでレビューをまだ書いていないものを最後に一つ。
11月末のNHK杯です。
羽生くんの演技はとにかく見ておかにゃと思って、
男子フリー(&女子フリー、ペアフリー、アイスダンスSD)の日だけ見に行きました。
原稿の締め切りを抱えていたので、朝一の新幹線で行って、夜行バスで帰る、という強行日程でした。
できれば泊って、いろいろ見て回りたかったんですが。

が、見に行っただけの甲斐はありました。羽生くんの演技は素晴らしかったです!
「SEIMEI」は、スケカナでの演技を見て、実はこれはいいプログラムだなと思っていたんですが、
まさかあれだけのものが見られるとは、本望です。
全要素GOEプラス評価、PCSオール9点以上というのは、現行採点方式でのジャッジの白旗に近いですよね。
SPで昨シーズンのプログラムを継続しているのも、SPの完成度は高まるし、練習ではフリーに注力できるしで、
プラスに作用しているように思います。
シーズンをまたいで同じプログラムを演じるのは、昔は当たり前だったんですが、最近では珍しくなりました。
羽生くんのアプローチが成功しているのを見て、フォロワーが出るといいなあと思っています。
いいプログラムを1シーズンでお蔵入りにするのは、もったいないですよ。

男子フリーの最終滑走が羽生くんで、なんかもうすっきりして、それで終わりでもいい気分だったんですが(笑)、
女子は宮原さんの安定感が光りました。
ポーズを決めるところがきっちり決まる演技は、見ていて気持ちがいいです。

今年はペアのエントリーが超豪華で、これも楽しみでした。
ボロソジャル&トランコフが出場辞退だったのは残念でしたが、
それでも現世界チャンピオンのデュハメル&ラドフォードの演技が見られたのは嬉しかったです。
ハイレベルなペアの演技を日本で見られる機会は、あまりありませんからねー。
アイスダンスは、シブシブ優勝でおめでとうございます。