肩から背負うもの。

電話の歴史について調べものをしていたのですが。

携帯電話の話になった時に、「昔のケータイってもっとでっかくて、肩から背負ってたよね」
というような話になった経験、ありませんか?
あれはどうやら厳密には携帯電話ではなく、「ショルダーホン」というものだったようです。
これも最近ではもう見なくなりましたが、「自動車電話」ってありましたよね。
これを「車外でも利用できるようにしてほしい」という要望で、
無線装置部分に送受話の機能を付け、アンテナ・電池を内蔵にし、車外に持ち出し可能にしたのが
ショルダーホン(=車外利用形自動車電話)なんだとか。
確かに納得は行きます。ちなみに携帯電話のサービス開始はその2年後。

で、ここで問題です。
次のサービスを営業開始時期の早い順に並べるとどうなるでしょう?

A プッシュホン式電話機
B ポケットベル(無線呼び出しサービス)
C 携帯電話
D PHS
E 自動車電話
F テレホンカード






正解は…

B ポケットベル(1968年)→A プッシュホン(1969年)→E 自動車電話(1979年)→
→F テレホンカード(1982年)→C 携帯電話(1987年)→D PHS(1995年)

となります。
ついでに、電話回線によるデータ通信ですが、
ポケットベルと同じく1968年のサービス開始だそうです。
うーん、ポケベルってそんなに前からあったんだ。知らなかった。
(ただしディスプレイ付きのものは1987年サービス開始)
もう今の学生なんて、そろそろ「ポケベルなんて見たことない」という世代じゃないかと思いますが。
ダイヤル式の電話を見たことがない子も多そうだな…。

ちなみにネタもとはNTT DIGITAL MUSEUMの電信・電話の歴史年表です。
昔の写真なんかも見られて、なかなかすぐれもの。最近更新してないみたいだけど…。