サントリー山崎蒸溜所(その1)。

工場見学はまあ博物館に近いかな~ということで、今回はこの書庫へ。

「ウィスキーの波が来ている」というお友達に誘われて、日曜日はサントリーの山崎蒸留所に行ってきました。
公式HPはコチラ
大学3年のときにゼミ旅行で行って以来です。

こちらが入り口。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831230116.jpg
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831230121.jpg
「1923」の文字でお分かりのように、ここは1923年に操業を開始した日本初のウイスキー蒸留所です。
立派に「史跡」ですよね。

入り口を入ったところには、有名な赤玉ワインのポスターが。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831230128.jpg
「美人ヌードポスター」と説明されていましたが、そこに『美人』の2文字は必要なのであろうか?(笑)


見学は1時間弱の行程で、10時~15時まで毎時0分ごとに出発。
工場の前まで行くと、入る前からもう発酵臭がプンプンしてすごかったです。

工場内で行われる工程は、仕込→発酵→蒸溜→貯蔵の4段階。

・仕込
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831230133.jpg
一言で言えば、麦芽から麦汁を作る工程。
このときに使う仕込水が味を左右するので、名水の地である山崎が選ばれたそうな。

・発酵
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831230137.jpg
麦汁に酵母を加え、アルコール発酵させる工程。
画面上見えている木桶の高さは1mほどですが、実際には金網の下まで桶は続いています。

・蒸溜
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831230141.jpg
沸点の違いを利用して、水とアルコールを分離する工程
ここではポットスチルという型の釜を使っています。
蒸溜は初溜と再溜の2度行われるのですが、右側で初溜が、左側で再溜が行われています。

「ポット」とは、蒸溜されて出てくる若いウイスキーのこと。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831230147.jpg
だばだばとあふれ出る命の水たち(笑)。

この蒸溜の工程が、見ていて一番楽しかったです。
このジブリ的にメカメカしい光景がたまりません!(笑)

・貯蔵
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831230203.jpg
出来上がった原酒を、樽に入れて寝かせる工程。
いい酒も論文も、熟成するには時間がかかるんすよ…とか言ってみる(笑)。
でも実際、樽が呼吸することで水分が飛んだり入ったりして、見た目にこんなに変化するんです。

右が貯蔵して4年のもの、左が12年のもの。
色も容積も全然違うでしょ。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831230154.jpg
こちらが現在この蒸溜所で一番古い樽。「1928」の文字が。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831230159.jpg

これだけではまだ肝心の「飲む」ところまでたどり着いていないので(笑)、続きます。