中学1年生の英語のカリキュラム。

中1で初めて英語を習い始めた子供がどこでつまづくかと言えば、
単語の綴りがもうお手上げ…という子も本当にいるのはいるとして、
まあたいていは複数形と三単現なわけです。
んで、そこである程度みっちり問題演習を…と教える側としては思うのですが。

昔はそれでやれたんですけどね。
しばらく塾で中1の授業を離れて、2年前にまた中1の英語を持つようになったら、
そのペースでやってたら学校の授業に追いつかなくなっていたんです。
原因は、一般動詞の過去形が中2から中1の範囲に変更されていたこと。
以前は中1では疑問詞あたりまで終わらせられたらそれで悠々だったんですが、
中1の三学期の期末テストまでに一般動詞の過去形(含む不規則変化)を終わらせるのは
スケジュールとしてはかなりきついです。
これって学校じゃ絶対まともに成立しないよなあ…と思っていたら、
案の定、振り落とされた子供はそのままおいてけ堀状態のようです。

そうやって、振り落とされたままの状態の子供が拡大再生産されて、
そのまま高校生になり、大学生になり…ってなるんだろうなあと思うと、
教える側にも教えられる側にも、ほんと気の毒な限りです。
ま、僕にはせいぜい塾の生徒の面倒を見ることしかできませんが、
せめてカリキュラムを元に戻して、中1の内容をもうちょっとゆっくりにすればいいのに
と思う今日この頃です。
はっきり言って、中1で過去形を教えるメリットはまったくありません。
中途半端にやっても、春休みで全部抜けるだけです(苦笑)。