鶴岡八幡宮の大銀杏倒れる!

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↑在りし日の大銀杏のお姿(2008年9月撮影)。

今日は研究会で報告者だったヒナです。
他人の単著の書評をするのは初めてだったんですが、
やっぱ「人の研究内容を把握した上で批判的に論じる」のは大変ですね~、と実感。
締め切りは来月なんですが、なんとか今週末で仕上げてしまいたいところです。
4月に入ると間違いなく修羅場だからなあ…。

さて、けっこう衝撃的なニュース。

鶴岡八幡宮:大銀杏倒れる…樹齢千年、実朝暗殺の舞台(毎日新聞
http://mainichi.jp/select/today/news/20100310k0000e040045000c.html
 10日午前4時40分ごろ、神奈川県鎌倉市雪ノ下の鶴岡八幡宮吉田茂宮司)の本殿前にある県指定天然記念物「大銀杏」が、根元付近から折れて倒れているのを警備員が見つけた。9日夕から続いた強風が原因とみられる。けが人はなかった。大銀杏は鎌倉幕府三代将軍、源実朝の暗殺事件の「隠れ銀杏」として知られる。同八幡宮関係者は「あり得ないことだ」とぼうぜんとしている。

 八幡宮によると、大銀杏は幹回り6.8メートル、高さ約30メートルで樹齢は1000年とされる。午前4時15分ごろ、当直の警備員が3回ほど「ドンドン」という音を聞いた。警備員は「積もった雪が落ちる音だと思った」という。その後、落雷のような音がしたため、様子を見に行くと大銀杏が倒れていた。市消防本部によると、当時の最大瞬間風速は12メートルだった。

 大銀杏をみた東京農業大の浜野周泰教授(造園樹木学)は、2月以降の雨で地盤が緩んでいたことに加え、9日夕からの強風が原因と指摘。雪まじりの風は、通常の数倍の力がかかるとされ、傾きを支えられずに折れたとみられる。土壌が薄い石段脇の斜面に立っていたことも影響したらしい。浜野教授は「根元の状態から回復は不可能」とのコメントを出した。

 八幡宮では09年末から保全に向けた検討を始め、浜野教授が診断したが、生育に問題はなかった。

 八幡宮側は「吉田宮司はコメントを出せる状況ではない」と話し、午前5時に駆け付けたという神職も「あり得ないことだ。驚いている」と動揺を隠さない。倒れた大銀杏に米をまいたり、酒を供える神職もいた。

 大銀杏は、同八幡宮のシンボル的存在で、1219(建保7)年1月、鎌倉幕府三代将軍、源実朝が僧侶の公暁に暗殺された際、公暁が潜んでいた「隠れ銀杏」とも呼ばれる。1955年に県の天然記念物に指定された。【吉野正浩、川端智子】
おおおお、あれが倒れるのか!なんと!!
中世史研究者的には、卜占をやって何の予兆なのか決めなくちゃ行けないところですが(苦笑)。
でもほんと、最後に見たのは一昨年の秋でしたけど、別に元気そうだったけどなー。
1年半後に風で倒れるようには見えませんでした。残念です。
銀杏に住んでたリスたちは、ちゃんと無事だったんですかね。