ヴェネツィア展@京都文化博物館。

予告を見たときから、「ヴェネツィア好きとしてはこれは外せまい」と思っていたこの展覧会。
堪能してきました。

「第1章 黄金期」「第2章 華麗なる貴族」「第3章 美の殿堂」という3章構成の展示で、
第1章で交易都市国家としてのヴェネツィアに関わるものが、
第2章で貴族の生活に関わるものが、第3章でヴェネツィア派の作品を中心とする絵画が展示されていました。

個人的にツボだったのは第1章の展示品が多かったですね。
古地図とか古地球儀とか見るとわくわくします。
1688年製のでっかい地球儀が展示されていて、ぐるりと回ってまじまじ見てしまいました。

第2章では、噂に聞くヴェネツィア産のレースやヴェネツィアン・グラスの現物がみられたのがうれしかったです。
とっても精巧なもので、「これは欲しいよなあ」と思わされます。
あと、18世紀の貴族の男女の衣類がいろいろと展示されていて、
こういう風俗がわかる展示品というのはやっぱり面白かったですね。
冗談としか思えないようなヒールの高さの靴とか(笑)。

第3章の絵画では、「ヴィーナスとサテュロスとクピド」と、「天国」が一番インパクトがありました。
「天国」はドゥカーレ宮殿に描かれているものの下絵なんですよね。
いつか現物を見てみたいものですが…「行ってみたいところナンバーワン」なんだけど、
「結局行かなさそうなところナンバーワン」でもあるんだよなあ(苦笑)。

というわけで、興味がおありの方はぜひどうぞ。
会期は今月の23日までです。