遅ればせながら、伊豆旅行記。

えらく遅ればせながらですが、2月の末に行った伊豆の旅行記なんぞを。
というのは、前から何枚かデジカメのデータはもらってたのですが、
こないだの三井寺のときに、別の後輩からまた写真をいただいたので、載せちゃおうかと。
先に明言しておきますが、いたって非学術的な写真です。あしからず。

・1日目
車で宇治を朝に出発したので、ほとんど移動の一日。
おまけに激しい雨。静岡の地方ニュースで取り上げられてたほどのひどい雨。
だからって、私を恨まれては困りますが(苦笑)。
そんなわけで、初日の見学先は三島大社のみと相成りました。
源頼朝が挙兵したのは三島大社の祭礼の日だった、などということもあり、
三島大社鎌倉幕府の尊崇の篤かった神社です。

と、真面目なことを書いておいてなんですが、写真はその日の晩ご飯。
「うなよし」のうなぎでございます(写真はうな丼定食)。
三島(正確にはとなり町)在住の友人が教えてくれた(ありがと~)おススメのお店だったんですが、
非常に美味しかったです。さすがは三島名物だけのことはあります。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/1497051/img_1497051_31451882_0?2006-04-11 05:58:59.jpg


・2日目
伊豆国分寺→真鶴→伊豆山神社修禅寺源範頼墓→源頼家
真鶴は、石橋山の合戦で敗れた頼朝が、再起のために安房へ向けて船出した場所です。
非常に眺めも素晴らしかったです。東を見ると三浦半島・房総半島が遠望できます。
伊豆山神社は、頼朝との仲を反対され、山木兼隆に嫁がされることになった北条政子が逃げ込んだ、
などの故事(これは実際にはフィクション)で有名な神社。
こちらも鎌倉時代は幕府に非常に重んじられました。
修禅寺は2代将軍頼家や、頼朝の弟範頼がいずれも暗殺された、いささか血なまぐさい場所。
…って、まあ現実にはとっても風情のある温泉町なんですけどね。

で、写真は真鶴岬でのもの。
なかなかいい感じの岩場があったので上ってみたら、後輩がきっちり写真を撮ってくれていました。
「2時間ドラマみたいな画ですね」との評が。確かに。
「真鶴岬殺人事件」…て、検索かけたらほんとにあったじゃん(笑)。
リンク先のページのちょうど真ん中らへんです。
実はずいぶん前から、アバターの裏の画像を、こっそりこれに設定してたんですけどね~。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/1497051/img_1497051_31451882_1?2006-04-11 05:58:59.jpg


・3日目
北条氏邸跡発掘現場→堀越御所→願成就院→守山→真珠院→韮山郷土史料館→蛭ヵ小島→山木兼隆邸跡
3日目に回ったのは基本的に韮山(現伊豆の国市)一帯です。
守山までは現地の教育委員会の方に案内していただきました。
頼朝が伊豆で住んでいた(=北条氏の本拠地)のもここなら、敵役の山木兼隆が住んでたのもここ、
他にも鎌倉幕府成立に参画した武士が多数居住。
成就院の裏にある守山に登ると、周辺が見渡せます。これは素晴らしい眺望でした。

で、写真は真珠院にあった磨崖仏(大きな岩の面に仏像を彫ったもの)を探しに行く
私(写真の右っかわです)と後輩のIくん。
なんか「ファイト、いっぱーつ!」とキャプションが付いても違和感なさそう。
磨崖仏があることは事前に聞いてたんですが、
実際には「どこよ?」って探し回ったくらいわかりにくかったです(ちょっと離れたところにあった)。
でまあ、崖に沿って道なき道を進んだわけですが、
割と歴史の研究者(地理・考古もそうか)ってこういう行動パターンだと思うんですけどねー。
遺跡があると聞いたらネコまっしぐら状態、みたいな(苦笑)。
どうなのかな。最近はみんなおとなしいような気もするけど。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/1497051/img_1497051_31451882_2?2006-04-11 05:58:59.jpg


で、帰りは伊豆を四時ごろに出て、宇治に帰り着いたのが夜の11時。
私らは乗ってるだけだから全然いいんですけどね、
ドライバーのN先生・Iくんは本当にお疲れさまでした。どうもありがとうございました。

いたってあっさりとした旅行記ですが、これにておしまい。
でも、ほんとすごく楽しかったです。