鹿ケ谷を歩く。

さて、日曜日は時代祭を尻目に鹿ケ谷を歩いてきました。
ゼミの後輩さんと地下鉄の蹴上駅で1時に集合して、一路北へ。

南禅寺永観堂禅林寺)もスルーして、最初の訪問地は熊野若王子(にゃくおうじ)神社。
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京都に熊野神社は3つありまして、
熊野本宮大社=新熊野(いまくまの)神社(祭神は伊佐那美神)
熊野速玉大社(新宮)=熊野神社(祭神は伊佐那岐神)
熊野那智大社=熊野若王子神社(祭神は国常立神・伊佐那岐神・伊佐那美神・天照大神
という対応関係。
それぞれ勧請されたのは、
熊野神社が聖護院の鎮守として康和五(一一〇三)年に白河院によって、
熊野神社法住寺殿の鎮守として永暦元(一一六〇)年に後白河院によって、
熊野若王子神社禅林寺の鎮守として永暦元(一一六〇)年に後白河院によってです。
…とはいうものの、どうして本宮より新宮が先に勧請されるんでしょうね。
なんとなく釈然としない気もしますが。
(まあ、熊野神社には伊佐那美神・天照大神速玉男尊事解男尊も祀られてるんですけどね)

続いてそこから哲学の道沿いにさらに北上し、大豊神社へ。
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祭神は少彦名命応神天皇菅原道真
某恋愛RPGで有名になった「らしい」神社です(だって伝聞でしか知らないんだもん、ほんと)。
狛犬ならぬ、狛ねずみ・狛ざる・狛とびがいることでも有名。
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が、元祖のはずの狛犬くんは、草に埋もれてました。カワイソス。
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さらにそこから北上し、霊鑑寺に行く道で東に折れて、向かうは鹿ケ谷の俊寛山荘跡。
鹿ケ谷事件の前に、後白河院と近臣たちが平家打倒の謀議を行ったとされるところです。

登る登る、どんどん登る。舗装が切れてもまだ登る。
登る登る…



……

…って、どこまで??と思ったところでようやく石碑までたどり着きます。
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終盤はこんな傾斜の山道。
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こんなところに山荘があったとはとても思えないのですが…。比定の根拠がわからん。
大体こんなとこ、来るだけで大変で謀議どころじゃないですよ(笑)。

とはいえ、見るべきものは見たので、満足して下山。
帰りは楽なこと楽なこと。距離感がわかってるだけで全然気分が違いますね。

降り付いたところで、よーじやカフェ銀閣寺店でまったりとお茶。
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美味しい~。そしてなんともまったりと落ち着くいい雰囲気。
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地の人間なのであくせくせずにすむのをいいことにまったりのんびり。
お店にしてみれば、回転効率を下げる客かもしれませんが(笑)。

で、それでだいたい4時過ぎになったところで、晩ごはんを食べようということで先斗町の寅屋へ。
移動は歩いてです。まだ歩く。
そもそも、正式の振り出しは地下鉄の蹴上駅だったのですが、
実は私、その前に京都府立図書館(平安神宮のとこ)に行く用事があったので、
京阪三条→府立図書館→蹴上と歩いてたんですよね。
いやー、なんだかんだで結構歩いたな~。
というわけで、晩ごはんのもつ鍋、非常においしゅういただきました。
幸せ幸せ♪♪ビバ、ゼラチン質(笑)。うまみが良くしみるのよな。ちなみに白味噌仕立てです。
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おまけ
俊寛の山荘跡へ登っていく道の途中で見つけた看板。
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「哲学なべ」…。哲学は歴史と同じぐらい食えないもんだと思ってたけどな~(苦笑)。